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集客・マーケ

【式場向け】ゼクシィのビジネスモデルとは?稼ぐ仕組みと掲載の判断基準

目次
  1. この記事でわかること
  2. ゼクシィのビジネスモデルとは?お金の流れを整理
  3. ゼクシィを構成するサービスと課金の仕組み
  4. ゼクシィのビジネスモデルが強い理由
  5. ゼクシィのビジネスモデルが直面している変化
  6. 式場から見たゼクシィ掲載のメリットとデメリット
  7. ゼクシィのビジネスモデルを踏まえた式場の集客
  8. ゼクシィのビジネスモデルに関するよくある質問
  9. まとめ

ゼクシィへの掲載を続けるか見直すなかで、
「ゼクシィがどこで利益を上げているのか分からない」
「掲載料が今の金額で妥当なのか判断できない」
「ゼクシィに頼らない集客をどこまで進めるべきか迷っている」

このようなお悩みを持っていませんか?

ゼクシィは、カップルからではなく式場などのクライアントから得る掲載料で成り立つサービスです。
お金の流れが分かれば、掲載の価値を数字で判断しやすくなります。

本記事では、ゼクシィの収益の仕組みとサービスごとの課金、強さの理由と変化を一次資料から整理し、式場の集客への生かし方まで解説します。
読み終えるころには、掲載を続けるか、どこまで頼るかを説明できるようになるはずです。

この記事でわかること

  • ゼクシィのビジネスモデルとお金の流れ
  • 雑誌・ゼクシィnet・相談カウンターなど、サービスごとの課金の仕組み
  • ゼクシィのビジネスモデルが強い3つの理由
  • 発行部数やSNSなど、ビジネスモデルが直面している変化
  • 式場から見たゼクシィ掲載のメリットとデメリット
  • ゼクシィを踏まえた式場の集客の考え方
  • 掲載料や取材など、よくある質問

ゼクシィのビジネスモデルとは?お金の流れを整理

ゼクシィのビジネスモデルとは?お金の流れを整理

ゼクシィの掲載料が妥当かどうかを判断するには、まず誰がどこにお金を払っているのかを押さえる必要があります。
この章では、ゼクシィのお金の流れを次の3つの観点から整理します。

  • 収益の柱が式場などのクライアントであること
  • リクルートが掲げる「リボンモデル」の考え方
  • ゼクシィ単体の売上が公表されていないこと

カップルが手にする雑誌やアプリの裏側で、どの取引が収益を生んでいるのかを先に知っておくと、次の章で扱うサービスごとの課金も理解しやすくなります。
掲載料の見積もりを社内で説明するときの土台にもなるので、順に確認していきましょう。

収益の柱はカップルではなく式場などのクライアント

ゼクシィの収益の柱は、カップルが払う雑誌代ではなく、式場などのクライアントが払う掲載料です。
カップルには雑誌を安く、アプリや相談を無料で提供して利用者を集め、その利用者に情報を届けたい企業から対価を得る形になっているためです。

リクルートホールディングスは決算短信で、ゼクシィを含む販促領域の課金体系を「主にマッチングプラットフォームへの広告掲載課金」と説明しています。
式場から見ると、掲載料はゼクシィが集めたカップルに自館を見てもらう入場料にあたります。

立場お金の流れ
カップル雑誌代のみ(アプリ・相談は無料)
式場・ジュエリー店など掲載料を払う
ゼクシィ(リクルート)掲載料を主な収益にする

▲出典

株式会社リクルートホールディングス「2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」

リクルートが掲げる「リボンモデル」の考え方

ゼクシィの仕組みは、リクルートが自社のビジネスモデルとして掲げる「リボンモデル」の典型です。
リボンの片側にカップル、もう片側に式場がいて、結び目のリクルートが両者をつなぐことで双方に価値を生む考え方だからです。

リクルートホールディングスは、リボンモデルを「ユーザーとクライアントを結びつける概念」と説明し、両方の顧客接点で不満や不便を捉えることを起点に置いています。
ゼクシィの場合は、会場を比べにくいカップルの不便と、見込み客に出会えない式場の不満を同時に解く設計です。

式場は、自館がどちらの不満を解いてもらうために掲載料を払っているのかを意識しておくと、掲載の目的がぶれにくくなります。

▲出典

リクルートホールディングス「リクルートのコアバリュー リクルート経営コンピタンス研究所室長インタビュー」

ゼクシィ単体の売上は公表されていない

ゼクシィ単体の売上や利益は、公表されていません。
リクルートホールディングスの決算では、ゼクシィはSUUMOやじゃらんなどと同じ販促領域にまとめて集計されており、結婚分野だけを切り出した数字が開示されていないためです。

決算短信によると、販促領域の売上収益は前期比7.5%増の5,295億円でした。
ただし、この中には住宅や美容、飲食、旅行なども含まれるため、ゼクシィ単体の規模を推し量る材料にはなりません。

ネット上で見かける「ゼクシィの売上は○億円」といった数字は出どころを確かめ、公式の開示がないことを前提に扱いましょう。
社内資料では、販促領域全体の数字だと添えておくと安心です。

▲出典

株式会社リクルートホールディングス「2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」

ゼクシィを構成するサービスと課金の仕組み

ゼクシィを構成するサービスと課金の仕組み

お金の流れをつかんだところで、ゼクシィを構成する個々のサービスを見ていきます。
ゼクシィは雑誌のほか、Webとアプリ、相談窓口、調査機関を持ち、それぞれ違う役割でカップルを集めています。

  • 雑誌『ゼクシィ』
  • ゼクシィnetとゼクシィアプリ
  • ゼクシィ相談カウンター
  • リクルートブライダル総研

先に下の表を見ると、自館の掲載料がどのサービスへの対価なのかを整理しやすくなります。

サービスカップルの負担式場との関係
雑誌『ゼクシィ』特別価格300円(税込)誌面に広告を載せる
ゼクシィnet・アプリ無料会場ページやフェアを載せる
相談カウンター無料カップルの紹介を受ける
ブライダル総研調査結果は公開業界データとして使われる

雑誌『ゼクシィ』は付録つきで300円

雑誌『ゼクシィ』は、厚い誌面にコラボ付録まで付けて、特別価格300円(税込)で販売されています。
雑誌代で稼ぐより、手に取る人を増やして誌面の広告価値を高めるほうが、収益の柱である掲載料につながるためです。

ディズニーのキャラクターや人気ブランドとのコラボ付録が付く号も多く、統括編集長はプレジデントオンラインの取材で、ゼクシィを「婚約記念品」のように捉えていると語っています。
記念品として手元に長く残るからこそ、誌面の広告はすぐの予約より、自館を覚えてもらう役割が大きいと捉えておきましょう。

▲出典

ゼクシィ「最新号の特集&付録をチェック!」

プレジデントオンライン「なぜゼクシィは「厚い、重い、デカい」雑誌を続けるのか」

ゼクシィnetとアプリは会場探しの入口

ゼクシィnetとゼクシィアプリは、カップルが会場を探し始める入口として無料で使えます。
カップルに負担をかけずに閲覧を集めるほど掲載枠の価値が上がり、それが式場が掲載料を払う理由になるためです。

リクルートホールディングスは販促領域について、企業が期待するアクション数と獲得コストに応じた複数の料金プランを用意していると説明しています。
見学予約などの反応が料金の裏付けになっている以上、式場は掲載後の予約数と成約数を毎月記録し、見合っているかを自館の数字で確かめましょう。

▲出典

リクルートホールディングス「ビジネスモデル」

ゼクシィ相談カウンターは利用者が無料

ゼクシィ相談カウンターはカップルが何度使っても無料で、紹介の費用は会場側が負担する形だと考えられます。
ゼクシィ公式が、その仕組みを「保険の相談窓口や転職エージェントなどと同じ」一般的なビジネスモデルだと説明しているためです。

同じページには、カップルの仲介手数料は0円で、見積もりに紹介料が上乗せされることもないと明記されています。
運営はリクルートの100%子会社であるリクルートゼクシィなびです。

式場は、カウンター経由の成約にかかる費用を、ほかの経路の1組あたり費用と並べて比べられるようにしておきましょう。

▲出典

ゼクシィ「ゼクシィ相談カウンターは本当に無料?仲介手数料で高くなる?気になる費用の実態を解説」

株式会社リクルートゼクシィなび「会社概要」

ブライダル総研の調査が業界の共通言語になる

リクルートブライダル総研の調査は、ゼクシィのビジネスモデルを裏側から支えています。
費用や人数、情報源の数字が業界の共通の物差しとして使われるほど、同じデータを持つゼクシィの営業資料にも説得力が増すと考えられるためです。

たとえば次の章で紹介する「結婚情報サイト62.9%」もこの調査の数字ですが、回答者はゼクシィ読者とネット会員に限られます。
自館の資料に使うときは対象の条件を添え、出どころがゼクシィ自身であると踏まえて読みましょう。

ブライダル総研の調査の最新結果と、新旧の数字を混ぜない読み方は、次の記事でまとめています。合わせてご覧ください。

▼関連記事

【式場向け】ゼクシィ結婚トレンド調査の最新結果は?数字を集客に生かす読み方

ゼクシィのビジネスモデルが強い理由

ゼクシィのビジネスモデルが強い理由

サービスごとの課金が分かると、なぜ多くの式場が掲載料を払い続けるのかという疑問が残ります。
ゼクシィが結婚情報の分野で長く強い立場を保ってきた理由は、次の3つに整理できます。

  • 「プロポーズされたらゼクシィ」で検討の入口を押さえた
  • CMとキャッチコピーで結婚そのものの価値を語ってきた
  • 会場探しの情報源として結婚情報サイトが最も使われている

いずれも式場が1館では真似しにくい強みです。
自館の集客で何をゼクシィに任せ、何を自分で担うかを考える前提として、それぞれの中身を押さえておきましょう。

「プロポーズされたらゼクシィ」で入口を押さえた

ゼクシィの最大の強みは、結婚が決まった直後という検討の入口を押さえていることです。
プロポーズの直後に最初に手に取る情報源になれば、その後の会場探しや指輪選びの情報も、ゼクシィを通じてカップルに届けられるからです。

プレジデントオンラインの取材では、購入者の約半数がプロポーズの後にパートナーと一緒に店頭で買っていると紹介されています。
入口を押さえているので、式場は結婚が決まったばかりのカップルに、他の媒体より早い段階で自館を知ってもらえるわけです。

裏を返すと、ゼクシィより前に自館を知ってもらう手段を持てるかどうかが、依存度を下げられるかの分かれ目になります。

▲出典

プレジデントオンライン「なぜゼクシィは「厚い、重い、デカい」雑誌を続けるのか」

CMとキャッチコピーで結婚そのものの価値を語る

ゼクシィのCMは、特定の式場ではなく結婚そのものの価値を語ることで、市場全体を広げる役割を担っています。
結婚や結婚式を前向きに考える人が増えれば、ゼクシィの読者が増え、掲載する式場全体の見込み客も増えるという構造だからです。

代表例が「結婚しなくても幸せになれるこの時代に」で始まるCMのコピーで、結婚しない生き方を否定せずに結婚を選ぶ理由を描き、多くの共感を集めました。
制作の舞台裏は、宣伝会議のAdverTimesでも取り上げられています。

式場が1館では出せない市場全体への広告を、掲載料の一部が支えていると捉えることもできます。

▲出典

AdverTimes「『結婚しなくても幸せになれるこの時代に…』コピーに共感、ゼクシィ CM誕生の舞台裏」

会場探しの情報源で結婚情報サイトが最多

カップルが披露宴会場を探すときに使う情報源は、結婚情報サイトが最も多くなっています。
結婚情報サイトなら、複数の会場を同じ条件で一度に見比べられるためです。

リクルートブライダル総研の調査では、首都圏で披露宴などを実施したゼクシィ読者・ネット会員394人の62.9%が結婚情報サイトを使っていました(郵送法・複数回答)。

会場を検討する際の情報源利用率
結婚情報サイト62.9%
結婚情報誌49.5%
会場の公式ホームページ39.1%
SNS27.2%

対象がゼクシィ利用者のため高めに出やすいものの、ゼクシィnetに載っていないと候補に入りにくいことが、式場が掲載をやめにくい理由です。

▲出典

リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」首都圏版

ゼクシィのビジネスモデルが直面している変化

ゼクシィのビジネスモデルが直面している変化

強みがある一方で、ゼクシィのビジネスモデルを取り巻く環境は少しずつ変わり始めています。
式場の集客にも直接かかわる変化として、この章では次の3つを取り上げます。

  • 情報誌としての使われ方の変化
  • SNSで会場を探すカップルの増加
  • 周辺サービスの休刊と終了

いずれもゼクシィの強さが失われたことを意味するわけではありません。
ただ、カップルが情報に触れる場所が広がっているのは確かなので、式場が集客の配分を見直すきっかけとして知っておく価値があります。

発行部数は非公表だが、情報誌の使われ方は変わった

ゼクシィの発行部数の推移は定期的に公表されておらず、外から正確に追うことはできません。
それでも、雑誌の役割が会場探しの道具から記念品へ移りつつあることは読み取れます。
部数は保たれている一方で、会場探しに雑誌を使う人は減っているためです。

プレジデントオンラインの取材では、実売部数が過去最高を記録した号があり、部数は10年前とほぼ同じ水準だと紹介されています。
一方、ブライダル総研の首都圏の調査では、会場探しに結婚情報誌を使った人が6年前の68.0%から49.5%に下がりました。

式場は誌面の掲載効果を、Web経由の反応と分けて測るようにしましょう。

▲出典

プレジデントオンライン「なぜゼクシィは「厚い、重い、デカい」雑誌を続けるのか」

リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」首都圏版

SNSで会場を探すカップルが増えている

会場探しにSNSを使うカップルは、この数年で大きく増えています。
写真や動画で会場の雰囲気を確かめたい需要に、結婚情報サイトの掲載枠だけでは応えきれない場面が増えているためです。

ブライダル総研の首都圏の調査では、SNSを情報源にした人が6年前の12.8%から27.2%と倍以上になり、結婚式場紹介所は15.5%から10.7%に下がりました。
ただし前年調査の31.8%からは下がっており、SNSだけに振り切らずゼクシィと組み合わせる視点が欠かせません。

▲出典

リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」首都圏版

式場やブライダル企業がInstagramで何を発信しているかは、こちらの記事で9社の事例を分析しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

▼関連記事

【必見】ブライダル業界のインスタ運用事例9選を徹底解説!

周辺サービスの休刊・終了が続いている

ゼクシィの周辺サービスは、ここ数年で休刊や終了が続いています。
リクルート自身が、休刊する専門誌の情報を本誌とゼクシィnet、アプリへ集約すると説明しているためです。

休刊したのは海外挙式向けの『ゼクシィ海外ウエディング』で、育児情報の『ゼクシィBaby』や通販の『ゼクシィ内祝い』も終了しました。
一方で、厚生労働省の人口動態統計では婚姻件数が2年連続で増加しており、市場の縮小より情報の届け方の組み替えと受け止めるのが妥当でしょう。

▲出典

株式会社リクルート「『ゼクシィ海外ウエディング』休刊のお知らせ」
株式会社リクルート「妊娠・出産・育児の情報サービス『ゼクシィBaby』、提供終了のお知らせ」

厚生労働省「令和7年人口動態統計月報年計(概数)の概況」

婚姻件数の長期の推移と直近の数字の読み方は、下記の記事で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

▼関連記事

【2026年最新】婚姻件数の推移と今後|式場が押さえるべき数字の読み方

式場から見たゼクシィ掲載のメリットとデメリット

式場から見たゼクシィ掲載のメリットとデメリット

ここまでの仕組みと変化を踏まえて、式場の立場からゼクシィ掲載を評価してみましょう。
掲載には、見込み客に届く力と、費用や比べられ方の弱みが同居しています。

  • メリットは比較検討中のカップルにまとめて届くこと
  • デメリットは横並びの比較と費用の固定化

下の表で全体像を確認してから各項目を読むと、自館にとってどちらの比重が大きいかを判断しやすくなります。

観点メリットデメリット
集客比較中のカップルにまとめて届く近隣の式場と横並びで比べられる
費用見学予約などの反応を見込みやすい毎年の固定費になりやすい
ブランドゼクシィに載っている安心感特典や価格の比較に巻き込まれる

メリットは比較検討中のカップルにまとめて届くこと

ゼクシィに掲載する最大のメリットは、会場を比較している最中のカップルにまとめて自館を見てもらえることです。
ゼクシィは結婚が決まった直後のカップルを入口で集めているため、1館で広告を出すよりも、検討度の高い見込み客に効率よく届きやすいからです。

先に紹介したとおり、ゼクシィ読者を対象にした調査でも6割超が結婚情報サイトで会場を探しており、比較の場に並ぶこと自体に価値があります。
当社が式場の集客を考えるときも、まず候補に入る場を確保し、選ばれる理由を別の経路で補う順番で組み立てることを基本にしています。

比較の場に入れていないと感じる式場ほど、掲載の効果は大きく出やすいでしょう。

デメリットは横並びの比較と費用の固定化

ゼクシィ掲載のデメリットは、近隣の式場と横並びで比べられることと、掲載料が毎年の固定費になりやすいことです。
似た条件の会場が並ぶと、カップルは特典や価格で違いを探すため、会場の個性が伝わる前に比べられてしまうからです。

同じエリアの会場が一斉にフェア特典を打ち出せば上乗せ合戦になり、1組あたりの利益が削られます。
掲載をやめると候補から外れる不安から、効果を測らずに金額を据え置くことも考えられます。

掲載経由の成約数と利益を毎年確かめ、金額に見合うかを判断しましょう。

結婚式の単価の相場と、内訳から客単価を上げる考え方は、別記事で詳しく解説しました。気になる方はのぞいてみてください。

▼関連記事

【式場向け】結婚式の単価相場はいくら?内訳からわかる客単価の上げ方

ゼクシィのビジネスモデルを踏まえた式場の集客

ゼクシィのビジネスモデルを踏まえた式場の集客

メリットとデメリットを整理したら、最後はゼクシィとどう付き合うかを決める段階です。
当社は、ゼクシィを「やめるか続けるか」の二択ではなく、役割を決めて使い分ける対象として考えることを基本にしています。

  • 掲載料は1組の成約から逆算して判断する
  • ゼクシィで見つけてもらい、自社SNSで選ばれる
  • 自社で集めた見込み客の接点を資産にする

いずれも大きな投資をせずに着手できる内容です。
自館の掲載料や成約組数を手元に置きながら読み進めると、次に何から手を付けるべきかが見えてきます。

掲載料は1組の成約から逆算して判断する

ゼクシィの掲載料が高いか安いかは、金額ではなく1組の成約にいくらかかったかで判断するのが確実です。
掲載料は見学予約などの反応をもとに組み立てられており、成約まで追わないと見合う金額かどうかが見えないからです。

当社は、次の手順で掲載料を1組あたりの費用に置き換えることを基本にしています。

  • 年間の掲載料をゼクシィ経由の成約組数で割る
  • 出た金額を1組あたりの粗利と比べる
  • ほかの集客経路の1組あたり費用とも並べる

粗利に対して重すぎるなら、枠の大きさや媒体を見直しましょう。

広告運用を外部に任せる場合は、ブライダルに強い代理店8社を費用相場つきで比較した記事が参考になります。ぜひ合わせてこちらもご覧ください。

▼関連記事

【比較表つき】ブライダル広告代理店のおすすめ8選|費用相場と来館予約を増やす選び方

ゼクシィで見つけてもらい、自社SNSで選ばれる

ゼクシィを「見つけてもらう場」、自社SNSを「選ばれる理由を伝える場」と分けると、掲載料の効果を高めやすくなります。
ゼクシィの掲載枠では会場の雰囲気やスタッフの人柄まで伝えきれないため、比べられた後の決め手を別の場で補う必要があるからです。

ゼクシィで自館を知ったカップルがInstagramで実際の挙式やプランナーの発信を見れば、見学の前に自館での結婚式を具体的に思い描けます。
ゼクシィとSNSの両方で接点を持つことが、横並びの比較から抜け出す近道です。

SNSやWebを使った集客の打ち手は、来館と成約を増やす12の方法としてこちらで整理しています。あわせて目を通してみてください。

▼関連記事

ブライダル集客の方法12選|来館・成約を増やすSNS・Web戦略を解説

自社で集めた見込み客の接点を資産にする

ゼクシィへの依存度を下げるには、自社で集めた見込み客との接点を、次の集客に使える資産として積み上げることが大切です。
ゼクシィ経由の問い合わせは掲載をやめると途絶えますが、自社SNSのフォロワーやLINEの登録者、公式サイトからの予約者とのつながりは、掲載とは関係なく手元に残るからです。

当社が支援の設計をするときも、SNSで知ってもらったカップルをLINEや公式サイトの見学予約へつなぐ導線を最初に整えることを基本にしています。
自社経由の見学予約が増えるほど、ゼクシィの掲載枠を縮めても集客が崩れにくくなります。

掲載の見直しは、自社の経路で一定の予約が取れるようになってからでも遅くありません。

ゼクシィのビジネスモデルに関するよくある質問

ゼクシィのビジネスモデルに関するよくある質問

最後に、ゼクシィのビジネスモデルについて、式場の担当者が気になりやすい疑問をまとめます。
本文で扱いきれなかった点を、次の3つの質問に分けて答えます。

  • ゼクシィの掲載料はいくらですか?
  • ゼクシィの取材を受けるにはどうすればよいですか?
  • ゼクシィはどこの会社が運営していますか?

いずれも掲載の検討や社内への説明で迷いやすいところです。
見積もりを依頼する前や社内資料を作る前に、気になる質問から目を通しておくと、営業担当者とのやりとりもスムーズに進みます。

ゼクシィの掲載料はいくらですか?

ゼクシィの掲載料について、一般に公開された料金表は見当たらず、金額を知るにはゼクシィの営業担当者から見積もりを取る必要があります。
エリアや枠の大きさ、掲載する媒体の組み合わせによって金額が変わり、一律の料金表では示しにくいためです。

見積もりを取るときは、提示された金額だけでなく、想定される見学予約の件数や過去の掲載実績の見方もあわせて確認しておくと比較しやすくなります。
複数の枠やプランを比べる際は、前の章で紹介した1組あたりの費用に置き換え、自館の粗利と照らし合わせてから判断しましょう。

ゼクシィの取材を受けるにはどうすればよいですか?

ゼクシィの取材は、式場側から申し込めば必ず受けられるものではなく、取材先の選び方や倍率も公開されていません。
記事は編集部の企画に合わせて取材先が選ばれるため、広告の掲載とは別の判断で決まると考えられるからです。

取材の可能性を高めたいなら、自館ならではの演出やプランの実例を、SNSや公式サイトで日ごろから発信しておくことが現実的な手段です。
ゼクシィの営業担当者に、企画の予定や取材への協力の仕方を尋ねてみるのも1つの方法でしょう。

取材だけを狙うより、日々の発信で自館の特徴を形にしておくほうが、結果的に集客にも役立ちます。

ゼクシィはどこの会社が運営していますか?

ゼクシィは株式会社リクルートが運営するサービスで、親会社のリクルートホールディングスの販促領域に含まれています。
ただし相談カウンターではリクルートゼクシィなびの名前が出てきます。
対面で会場を紹介する事業を、リクルートの100%子会社である同社が担っているためです。

リクルートは住宅のSUUMOや旅行のじゃらんなども運営しており、ゼクシィもこれらと同じく利用者と企業を結ぶプラットフォームの1つです。
掲載や相談カウンターの契約先がどの会社になるかは、見積もりや契約の段階で確認しておくと安心です。

▲出典

株式会社リクルート「ゼクシィ」

株式会社リクルートゼクシィなび「会社概要」

まとめ

まとめ

ゼクシィのビジネスモデルは、カップルには雑誌を安く、アプリや相談カウンターを無料で提供し、式場などのクライアントから得る掲載料で成り立っています。
仕組みが分かると、掲載料を「払うべきか」ではなく「いくらまでなら見合うか」で判断できるようになります。

  • 収益の柱は式場などの掲載料で、リクルートのリボンモデルに沿った設計になっている
  • 雑誌、ゼクシィnet、相談カウンター、ブライダル総研がそれぞれ別の役割でカップルを集めている
  • 検討の入口を押さえている点と、結婚情報サイトが最も使われる情報源である点が強み
  • SNSで会場を探すカップルの増加や周辺サービスの整理など、環境は変わり始めている

ゼクシィを見つけてもらう場、自社SNSを選ばれる理由を伝える場として使い分ければ、掲載料の効果を高めながら依存度を下げていけます。
まずは昨年の掲載料をゼクシィ経由の成約組数で割り、1組あたりの費用を確かめるところから始めてみてください。

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