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【2026年最新】ブライダル業界の人気企業8社|顧客と求職者に選ばれる理由を比較

目次
  1. この記事でわかること
  2. ブライダル業界の人気企業を3つの物差しでランキング
  3. ブライダル業界の人気企業8社の特徴
  4. 人気企業に共通する選ばれる理由
  5. 人気企業の動きから読むブライダル業界の今後
  6. 人気企業の強みを自社の式場経営に活かすポイント
  7. ブライダル業界の人気企業に関するよくある質問
  8. まとめ

自社の式場づくりの参考にしようと業界を調べ始めたものの、
「ブライダル業界で人気の企業がどこなのか分からない」
「売上の大きい会社と評判の良い会社が同じなのか判断できない」
「大手が選ばれている理由を自社にどう活かせばよいか迷っている」

このようなお悩みを持っていませんか?

ブライダル業界の人気企業は、売上規模・顧客満足度・求職者からの評価のどれで測るかによって顔ぶれが変わります。
本記事では、3つの物差しで8社を比較し、各社の特徴と共通する選ばれる理由を整理しました。
読み終える頃には、大手のどの強みを自社の集客に取り入れるべきかが見えてくるはずです。

この記事でわかること

  • 売上・顧客満足度・年収の3つで見たブライダル業界の人気企業ランキング
  • ブライダル業界の人気企業8社の特徴と数字に表れた強み
  • 人気企業に共通する選ばれる理由
  • 人気企業の動きから読むブライダル業界の今後
  • 人気企業の強みを自社の式場経営に活かすポイント
  • ブライダル業界の人気企業に関するよくある質問

ブライダル業界の人気企業を3つの物差しでランキング

ブライダル業界の人気企業を3つの物差しでランキング

ブライダル業界の「人気企業」と一口にいっても、何を基準に人気と見るかで上位の顔ぶれは大きく変わります。
自社と比べる相手を選ぶ前に、まずは物差しをそろえておくことが大切です。
この章では、次の3つの物差しで業界の上位企業を整理します。

  • 売上高で見た人気企業ランキング
  • 顧客満足度で見た人気企業ランキング
  • 平均年収で見た人気企業ランキング

3つを並べてみると、売上の大きさと利用者の評価が必ずしも一致しないことが分かります。
自社がどの物差しで大手と勝負するのかを考えながら、順に読み進めてみてください。

売上高で見た人気企業ランキング

売上高で見た人気企業の首位は、ツカダ・グローバルホールディングです。
婚礼に加えてホテル事業も手がけ、売上の柱を複数持つためです。

上場している主要6社の直近の本決算を、当社で並べました。

順位企業名売上高自己資本比率
1位ツカダ・グローバルホールディング731億円26.6%
2位テイクアンドギヴ・ニーズ477億円34.1%
3位エスクリ(現オンザページ)262億円29.4%
4位アイ・ケイ・ケイホールディングス225億円58.4%
5位一蔵194億円15.4%
6位ブラス135億円36.4%

首位と6位の差は5倍以上ですが、自己資本比率の順位は売上と一致しません。
規模と経営の安定度は分けて見ましょう。

顧客満足度で見た人気企業ランキング

実際に式を挙げた人の評価で見ると、人気企業の顔ぶれは売上ランキングと入れ替わります。
満足度は会社の規模ではなく、一組ごとの体験で決まるためです。

オリコン顧客満足度調査「ハウスウエディング」の総合上位は次のとおりです(過去5年以内にゲストハウスで挙式した4,320人が対象)。

総合順位ブランド名項目別で1位
1位BRASS打ち合わせのしやすさ・ウエディングプランナー・装花
2位FIVESTAR WEDDING式場
3位Dears Wedding料理
4位Plan・Do・See―
6位一蔵引き出物

▲出典

オリコン顧客満足度調査「ハウスウエディング」ランキング発表(PR TIMES)

売上6位のBRASSが満足度では総合1位に立っており、規模で劣る会社でも体験の質で選ばれる余地があります。

平均年収で見た人気企業ランキング

求職者からの人気の目安となる平均年収は、事業会社ではテイクアンドギヴ・ニーズが上位です。
持株会社の数字は本社の管理部門だけの集計で、前提が異なるためです。

各社の有価証券報告書の数字を、当社で整理しました。

企業名平均年間給与集計対象
ツカダ・グローバルホールディング564.1万円持株会社(121人)
アイ・ケイ・ケイホールディングス497.3万円持株会社(75人)
テイクアンドギヴ・ニーズ464.5万円事業会社(1,447人)
ブラス437.7万円事業会社(533人)
一蔵424.7万円事業会社(589人)

上位2社は本社の少人数だけの数字なので、集計の範囲をそろえて比べましょう。

ブライダル業界の人気企業8社の特徴

ブライダル業界の人気企業8社の特徴

前の章では、売上・満足度・年収の3つの物差しで上位の企業を確認しました。
ここからは、いずれかの物差しで上位に入った8社について、事業の特徴と数字に表れた強みを1社ずつ見ていきます。

  • ツカダ・グローバルホールディング
  • テイクアンドギヴ・ニーズ
  • オンザページ(旧エスクリ・旧ノバレーゼ)
  • アイ・ケイ・ケイホールディングス
  • 一蔵
  • ブラス
  • ディアーズ・ブレイン
  • Plan・Do・See

上場6社は決算の数字、非上場の2社は顧客満足度調査の結果をもとに特徴を整理しています。
自社に近い事業モデルの会社を見つけると、参考にすべき打ち手を絞り込みやすくなります。

ツカダ・グローバルホールディング

ツカダ・グローバルホールディングは、売上高731億円で上場ブライダル企業の首位に立つ最大手です。
子会社のベストブライダルが手がける婚礼事業に加えてホテル事業も持っており、婚礼だけに頼らない売上構成になっているためです。

財務を見ると、ROEは12.81%と高い水準にある一方、自己資本比率は26.6%で6社の中位にとどまります。
借入れも活用しながら施設を増やし、規模と収益性を両立させてきた会社の数字と読めます。
業界の最大手として、施設展開の動きは今後も同業他社の判断材料になっていくでしょう。

テイクアンドギヴ・ニーズ

テイクアンドギヴ・ニーズは、売上高477億円で2位に入り、ROEは19.56%と上場6社で最も高い会社です。
ROEが高いのは、株主から預かった資本に対して効率よく利益を生み出せているためです。

自己資本比率も34.1%あり、稼ぐ力と財務の安定を両立しています。
事業会社として1,447人の社員を抱え、平均年間給与は464.5万円(平均32.3歳)です。

なお、決算期の変更により直近の決算は9か月分(357億円)の変則決算となっています。
稼ぐ力と働き手の規模の両面で、業界の中心にいる会社として押さえておきたい存在です。

オンザページ(旧エスクリ・旧ノバレーゼ)

オンザページは、婚礼大手のエスクリとノバレーゼが経営統合して生まれた会社です。
2社の売上が1社分にまとまるため、業界上位の順位を大きく動かす存在になっています。

会社発表によると、統合後の連結売上高は470億円の見込みです。
統合前のエスクリ単体の売上高は262億円だったため、ほぼ倍の規模になる計算です。

▲出典

株式会社オンザページ「ブライダル大手のエスクリとノバレーゼ 経営統合 新社名を『オンザページ』に」

2位のテイクアンドギヴ・ニーズ(477億円)と並ぶ水準で、今後の決算次第では順位が入れ替わる可能性もあります。
旧社名のまま載っている順位表は、統合前の情報として読み替えましょう。

アイ・ケイ・ケイホールディングス

アイ・ケイ・ケイホールディングスは、自己資本比率58.4%と上場6社で最も財務の厚い会社です。
借入れに大きく頼らず、自己資本を中心に事業を回しているためです。

売上高は225億円で4位ですが、ROEは16.17%と高く、財務の安全性と稼ぐ力を両立しています。
また、平均年間給与の497.3万円は持株会社単体(75人)の数字なので、現場社員の年収とは分けて見る必要があります。
規模よりも経営の安定性を重視して大手と比べたいなら、最初に確認しておきたい会社です。

一蔵

一蔵は、売上高194億円で上場6社の5位に入り、ウエディング事業と和装事業の2本柱を持つ会社です。
振袖などの和装と婚礼を組み合わせることで、顧客との接点を広げていると考えられるためです。

オリコン顧客満足度調査では総合6位に入り、評価項目の「引き出物」では1位を獲得しています。
一方で、直近の本決算は赤字で、自己資本比率も15.4%と6社で最も低い水準です。
顧客からの評価は高いものの、財務面では回復の途上にある会社として見ておきましょう。

ブラス

ブラスは、売上高135億円と上場6社で最も小さい一方、顧客満足度では総合1位に立つ会社です。
一組ごとの打ち合わせや、ウエディングプランナーの対応が高く評価されているためです。

オリコン顧客満足度調査「ハウスウエディング」では、「打ち合わせのしやすさ」「ウエディングプランナー」「装花」の3項目で1位を獲得しました。
財務も自己資本比率36.4%、ROE9.93%と安定しています。
売上規模で劣っていても、接客の質で選ばれる企業になれることを示す好例といえるでしょう。

ディアーズ・ブレイン

ディアーズ・ブレインは、「Dears Wedding」のブランドで顧客満足度の総合3位に入った非上場の大手です。
評価項目の「料理」で1位を獲得しており、食事の満足度が総合評価を押し上げていると考えられるためです。

非上場のため売上高は公表されておらず、上場企業と規模を比べることはできません。
それでも満足度で上位に入ったことで、売上上位の上場企業と並んで名前が挙がる存在になっています。

結婚式の料理はゲストの記憶に残りやすく、口コミでも話題にされやすい要素と考えられます。
料理のように1つの項目で突出した強みを持つことが、会社の人気を支える一例です。

Plan・Do・See

Plan・Do・Seeは、顧客満足度の総合4位に入った非上場の大手です。
特定の項目に偏らず、複数の項目で安定した評価を得ているためと考えられます。

評価項目別の1位には名前がないものの、総合では上位4社に入りました。
非上場のため売上高は公表されておらず、規模の比較は難しい会社です。

式場・料理・接客のどれかで大きく評価を落とさないことが、総合順位の安定につながっているのでしょう。
突出した1項目がなくても、体験全体の質をそろえることで選ばれる道もあると分かります。

人気企業に共通する選ばれる理由

人気企業に共通する選ばれる理由

8社の特徴を並べると、売上規模や上場の有無が違っても、選ばれている理由にはいくつかの共通点が見えてきます。
この章では、人気企業に共通する3つの理由を取り上げます。

  • 満足度上位の企業はプランナーの評価が高い
  • 1つの項目で突出した強みを持っている
  • 人材の定着が顧客の満足を支えている

どれも大手だけに当てはまる話ではなく、会場数の少ない式場でも取り組める内容です。
自社の強みと照らし合わせながら確認してみてください。

満足度上位の企業はプランナーの評価が高い

顧客満足度で上位に立つ企業は、ウエディングプランナーへの評価が高い傾向にあります。
結婚式は準備期間の打ち合わせが長く、担当者とのやり取りが会社全体の印象を左右しやすいためと考えられます。

実際に、総合1位のBRASSは「ウエディングプランナー」と「打ち合わせのしやすさ」の両方で1位を獲得しました。
売上規模では6社で最も小さい同社が首位に立っている点からも、担当者の対応が評価の中心にあることがうかがえます。
設備への投資より先に、担当者の対応を磨くことが選ばれる近道です。

1つの項目で突出した強みを持っている

人気企業の多くは、料理や引き出物など特定の項目で1位を取るほどの強みを持っています。
比較検討の段階で、ほかの会場との違いを一言で伝えられる会社のほうが思い出してもらいやすいためです。

満足度調査の評価項目別1位を見ると、次のように会社ごとに強みが分かれています。

  • 料理:Dears Wedding
  • 引き出物:一蔵
  • 式場:FIVESTAR WEDDING
  • 装花:BRASS

すべての項目を平均点で終わらせず、「この項目なら負けない」という1点を決めておきましょう。
強みが1つ定まると、会場の案内でも広告でも伝える内容がぶれなくなります。

人材の定着が顧客の満足を支えている

プランナーの評価が満足度を左右する以上、担当者が長く働き続けられることも人気企業の条件です。
担当者が準備の途中で入れ替わると、打ち合わせの積み重ねが途切れ、新郎新婦の不安につながるためです。

厚生労働省の雇用動向調査(常用労働者5人以上の事業所から約15,000か所を無作為抽出)では、ブライダルを含む「生活関連サービス業,娯楽業」の離職率は16.9%で、産業計の11.5%を上回りました。
この区分には理美容や娯楽施設も含まれるため、ブライダル単独の数字ではありません。

▲出典

厚生労働省「雇用動向調査結果の概況」

採用で選ばれ、入社後も定着する職場をつくることが、顧客に選ばれ続ける土台になります。

人気企業の動きから読むブライダル業界の今後

人気企業の動きから読むブライダル業界の今後

人気企業に共通する理由を確認したところで、次は業界全体の流れを押さえておきましょう。
大手の動きは、市場や婚姻件数の変化を映す鏡でもあります。
この章では、次の4つの動きを取り上げます。

  • ブライダル市場は横ばいで推移している
  • 婚姻件数は直近で増加に転じている
  • 大手同士の経営統合が進んでいる
  • 売上が伸びても利益は減っている

「ブライダル市場は縮小し続けている」という通説とは異なるデータもあります。
思い込みで判断しないよう、数字を確かめながら読み進めてください。

ブライダル市場は横ばいで推移している

ブライダル市場は大きく縮小しているわけではなく、ほぼ横ばいで推移しています。
挙式披露宴の分野が微減している一方で、ブライダルジュエリーなどほかの分野が市場を支えているためです。

矢野経済研究所がブライダル事業関連の企業・団体を対象に行った調査では、主要5分野の市場規模は1兆5,786億円で、前年比99.9%でした。
挙式披露宴は施行件数の減少で微減、ブライダルジュエリーは値上げによって拡大しています。

▲出典

矢野経済研究所「ブライダル市場に関する調査」

市場全体が一気に縮むのではなく、分野ごとに伸びと減りが分かれていると捉えるのが実態に近いでしょう。

婚姻件数は直近で増加に転じている

婚姻件数は長く減少が続いてきましたが、直近では2年連続で増加しています。
「婚姻数は減り続けている」という前提のまま計画を立てると、足元の需要を見誤るおそれがあるためです。

厚生労働省の人口動態統計(概数)によると、直近の婚姻件数は48万9,119組で、前年から4,027組増えました。
とはいえ、ピーク時の約110万組と比べると半分以下の水準にとどまります。

▲出典

厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況」

長期の減少と直近の増加を分けて捉え、目の前の需要を取りこぼさない集客計画を立てましょう。

大手同士の経営統合が進んでいる

業界の上位では、大手同士が手を組んで規模を広げる動きが出ています。
人件費や食材費が上がるなかで、仕入れや集客を共通化して効率を高める狙いがあると考えられるためです。

代表的な例が、エスクリとノバレーゼの経営統合で生まれたオンザページです。
統合後の連結売上高は470億円の見込みで、業界2位のテイクアンドギヴ・ニーズと肩を並べる規模になります。
大手がまとまって存在感を増すほど、中小の式場は規模以外の強みで選ばれる必要性が高まっていくでしょう。

売上が伸びても利益は減っている

結婚式場の業績は、売上が持ち直している一方で、利益は減っています。
人件費・食材費・光熱費といったコストの上昇が、売上の回復を上回っているためです。

東京商工リサーチが5期連続で業績を確認できた結婚式場業46社を調べたところ、売上高の合計は前年比3.9%増でした。
これに対して最終利益は17.6%減となり、増収でも利益を残しにくい状況が数字に表れています。

▲出典

東京商工リサーチ「『結婚式場』は業績持ち直すも収益は悪化」

売上を追うだけでなく、1組あたりの利益や集客にかかる費用まで管理することが欠かせません。

人気企業の強みを自社の式場経営に活かすポイント

人気企業の強みを自社の式場経営に活かすポイント

業界の動きを踏まえると、大手と同じ規模で競うよりも、選ばれる理由を磨くほうが現実的です。
この章では、人気企業の強みを自社に取り入れるための3つのポイントを紹介します。

  • 満足度の評価項目から自社の強みを1つ決める
  • プランナーの人柄をSNSで伝える
  • 実例写真で来館前の不安を減らす

いずれも大きな設備投資を必要としない施策です。
大手が時間をかけて築いた強みも、分解すれば中小の式場が取り入れられる要素に分かれます。
自社で今すぐ始められるものから順に取り入れてみてください。

満足度の評価項目から自社の強みを1つ決める

まずは、満足度調査の評価項目を使って自社の強みを1つに絞りましょう。
評価項目という共通の物差しを使うと、自社の強みを新郎新婦に伝わる言葉へ置き換えやすいためです。

評価項目には、打ち合わせのしやすさ、ウエディングプランナー、式場、料理、装花、引き出物などがあります。
当社が式場の発信を設計する際も、アンケートや口コミで評価の高い項目を1つ選び、発信の軸に据えることを基本にしています。
強みを1つに決めておけば、広告やSNSで何を伝えるかに迷わなくなります。

プランナーの人柄をSNSで伝える

人気企業の強みであるプランナーへの評価は、SNSを使えば来館前から伝えられます。
担当者の顔が見えると、問い合わせる前の不安が和らぐと考えられるためです。

例えば、打ち合わせの様子やプランナーが手がけた実例を紹介する投稿は、担当者の人柄を伝えやすい題材です。
当社がInstagram運用を支援する際も、プランナーが自分の言葉で語る投稿を定期的に組み込むことを基本にしています。
担当者の顔が見える発信を続け、来館前から「この人に任せたい」と思ってもらえる状態をつくりましょう。

実例写真で来館前の不安を減らす

来館予約を増やすには、会場の雰囲気が伝わる実例写真を充実させることが効果的です。
新郎新婦は来館するかどうかを、写真から受け取る雰囲気で判断する傾向があるためです。

TAIANが直近で挙式した人と式場を成約済みの人、計800人に行った調査では、来館の決め手として「雰囲気のわかる写真」を挙げた人が34.6%で最も多くなりました。
「アクセス」の8.3%や「総額の費用」の7.9%を大きく上回る結果です。

▲出典

株式会社TAIAN「結婚式場の成約プロセスに関するアンケート調査結果」

実際の挙式シーンの写真を増やし、来館前に当日の様子を思い描ける状態を整えておきましょう。

ブライダル業界の人気企業に関するよくある質問

ブライダル業界の人気企業に関するよくある質問

ここまで、人気企業の特徴と、その強みを自社に活かすポイントを見てきました。
最後に、ブライダル業界の人気企業についてよく寄せられる質問に答えます。

  • ブライダル業界の最大手はどこですか?
  • ブライダル業界で年収が高い企業はどこですか?
  • ブライダル業界のホワイト企業はどう見分けますか?

本文で扱いきれなかった疑問を中心に、式場の経営や採用を考えるうえで押さえておきたい内容を取り上げています。
気になる項目から確認してみてください。

ブライダル業界の最大手はどこですか?

売上高で見ると、上場企業の中ではツカダ・グローバルホールディングが最大手です。
婚礼事業とホテル事業を合わせた売上高が731億円と、2位を大きく上回っているためです。

2位は477億円のテイクアンドギヴ・ニーズで、統合したオンザページも470億円規模を見込んでいます。
一方、非上場の大手は売上高を公表していないため、業界全体の正確な順位を付けることはできません。
「業界最大手」と書かれた情報を見るときは、上場企業どうしの比較なのかを確かめてから参考にしましょう。

ブライダル業界で年収が高い企業はどこですか?

有価証券報告書の数字では、ツカダ・グローバルホールディングの平均年間給与が564.1万円で最も高くなっています。
ただし、この数字は本社の管理部門121人だけを集計したもので、現場の社員を含む事業会社とは前提が違うためです。

現場の社員を含む事業会社で比べると、テイクアンドギヴ・ニーズの464.5万円が上位です。
参考までに、厚生労働省の賃金構造基本統計調査では「生活関連サービス業,娯楽業」の所定内給与額は月28万5,700円で、産業計の33万400円を下回ります。

▲出典

厚生労働省「賃金構造基本統計調査 結果の概況」

自社の採用条件を見直すときも、同じ前提の数字どうしで比べることが大切です。

ブライダル業界のホワイト企業はどう見分けますか?

ホワイト企業かどうかは、ランキングの順位ではなく、離職や休日の実態を個別に確かめて判断するのが確実です。
年間休日や離職率を開示している企業は少なく、同じ基準で横並びに比べられるデータがないためです。

よく見かける「ブライダル業界の離職率は30〜40%」という数字には、公的な裏付けが見当たりません。
公的統計では、ブライダルを含む生活関連サービス業,娯楽業の離職率は16.9%です。
採用する側としては、休日や残業の実態を採用ページで具体的に示すことが、求職者に選ばれる第一歩になります。

まとめ

まとめ

ブライダル業界の人気企業は、売上高・顧客満足度・平均年収のどれで測るかによって顔ぶれが変わります。
売上ではツカダ・グローバルホールディングが首位ですが、顧客満足度では売上6位のBRASSが1位に立っています。

人気企業に共通していたのは、次の3点です。

  • プランナーや打ち合わせへの評価が高い
  • 料理や引き出物など1つの項目で突出した強みを持つ
  • 担当者が長く働ける環境を整えている

大手が経営統合で規模を広げるなか、中小の式場が選ばれるには、強みを1つに絞って来館前から伝わる形で発信することが欠かせません。
まずは自社の口コミやアンケートを見直し、どの項目で選ばれているのかを確かめるところから始めてみてください。

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