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【式場向け】ウェディングプランナーのノルマの実態と離職を招かない目標設計

目次
  1. この記事でわかること
  2. ウェディングプランナーのノルマとは?目標の中身と実態
  3. ウェディングプランナーのノルマがきついと言われる理由
  4. ノルマと離職の関係をデータで確認する
  5. 離職を招かないノルマ(目標)設計のポイント
  6. ノルマに頼らず成約率を上げる仕組みづくり
  7. ウェディングプランナーのノルマに関するよくある質問
  8. まとめ

プランナーの離職が続き、原因を探り始めたものの、
「ノルマがきついという声をどう受け止めればよいか分からない」
「目標を下げると成約が落ちそうで踏み切れない」
「他の式場がどんな目標を置いているのか知りたい」

このようなお悩みを持っていませんか?

ウェディングプランナーのノルマは、なくすかどうかではなく、何を数えて誰にどれだけ持たせるかを設計し直すことで、成約と定着を両立しやすくなります。
本記事では、ノルマの中身ときついと言われる理由、離職率のデータを整理したうえで、式場が見直せる目標設計と、ノルマに頼らず成約率を上げる仕組みを解説します。

この記事でわかること

  • ウェディングプランナーのノルマの中身と、分業制・一貫制による違い
  • ノルマがきついと言われる3つの理由
  • 離職率のデータと現場の声から見えるノルマ以外の負担
  • 離職を招かないノルマ(目標)設計の4つのポイント
  • ノルマに頼らず成約率を上げる仕組みづくり
  • ノルマ未達時の給料やノルマのない式場についての疑問

ウェディングプランナーのノルマとは?目標の中身と実態

ウェディングプランナーのノルマとは?目標の中身と実態

ノルマの見直しを考えるうえで、前述の悩みを解く出発点になるのが、ノルマが具体的に何を指しているのかという整理です。
ひとくちにノルマと言っても、数える指標や持たせ方は式場によって異なるため、本章では次の3つの観点から実態を確認します。

  • ノルマの中心は成約件数と成約率
  • 新規接客と打ち合わせ担当で追う数字が違う
  • 分業制と一貫制でノルマの重さが変わる

現場から上がる「きつい」という声が、どの数字から生まれているのかを見極める土台になります。
自社の制度と照らし合わせながら読み進めてみてください。

ノルマの中心は成約件数と成約率

ウェディングプランナーのノルマとして代表的なのは、月ごとの成約件数と、来館した組数に対する成約率です。
式場の売上は挙式・披露宴の受注で決まり、その受注の入口が新規来館の接客にあるためです。

例えば月に20組が来館する式場で成約率を40%に置けば、月8件の成約がノルマになります。
成約率は来館数の増減に左右されにくいので、担当者ごとの接客力を比べる指標としても使われています。

件数と率のどちらを主に追わせるかによって、現場が感じる重さは変わります。
自社のノルマがどちらに比重を置いているのかを、まず把握しておきましょう。

新規接客と打ち合わせ担当で追う数字が違う

新規接客を担うプランナーは成約件数を、成約後の打ち合わせを担うプランナーは1組あたりの単価を追うケースがあります。
打ち合わせの段階では、衣装や装花、料理のランクアップといった追加の提案によって、最終的な売上が大きく変わるためです。

見積もりの初回提示額から実際の請求額までの上がり幅を、目標に置く式場もあります。
同じプランナーという職種でも、担当する工程によって評価される数字はまったく別物になるわけです。

ノルマへの不満を聞き取る際は、どの工程のどの数字に対する声なのかを切り分けて確認しましょう。

打ち合わせで単価が変わる内訳は、別記事で項目ごとに整理しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

▼関連記事

【式場向け】結婚式の単価相場はいくら?内訳からわかる客単価の上げ方

分業制と一貫制でノルマの重さが変わる

同じノルマでも、分業制か一貫制かでプランナー1人の負担は大きく変わります。
一貫制(一顧客一担当制)では成約を取った本人が当日まで担当するため、成約件数がそのまま後の業務量になるからです。

体制担当範囲主なノルマ負担の出方
分業制新規接客か打ち合わせのどちらか新規は成約件数、打ち合わせは単価担当工程の数字に集中できる
一貫制新規接客から当日の施行まで成約件数と単価の両方成約が増えるほど打ち合わせも増える

一貫制の式場ほど、成約目標を決める段階で後工程の負担まで見込んでおきましょう。

プランナーの業務を工程ごとに分解した内容は、下記の記事で求人票や育成に使える形にまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

▼関連記事

ウェディングプランナーの仕事内容を工程別に整理|求人票と育成にそのまま活かせる

ウェディングプランナーのノルマがきついと言われる理由

ウェディングプランナーのノルマがきついと言われる理由

ノルマの中身が分かったところで、なぜ現場から「きつい」という声が上がりやすいのかを確認します。
数字そのものの高さよりも、仕事の構造がプレッシャーを強めている面があり、主な理由は次の3つです。

  • 成否が来館当日の接客で決まりやすい
  • 成約するほど打ち合わせの担当件数が積み上がる
  • 給与と負荷が見合わないと感じやすい

いずれも目標設計の工夫で和らげられる余地があります。
後半の設計のポイントとあわせて読むと、自社が何から見直すべきかを判断しやすくなります。

成否が来館当日の接客で決まりやすい

ノルマが重く感じられる理由のひとつは、成約の成否が初回来館の接客に大きく左右される点にあります。
新郎新婦は見学する式場を少数に絞っており、一度帰したカップルが戻ってくる機会は限られるためです。

TAIANの調査では、見学した式場が3会場以内の層が約8割、最初に来館した式場で成約した人が約半数でした(挙式・成約済みの800人が対象)。

出典:株式会社TAIAN「結婚式場の成約プロセスに関するアンケート調査結果」

この「一発勝負」の構造こそが、ノルマの数字以上に担当者を緊張させていると捉えましょう。

見学件数のデータから成約の取り方を考えた記事も、こちらで公開しています。気になる方はのぞいてみてください。

▼関連記事

【式場向け】結婚式場見学は何件?平均2.6件のデータで考える成約の取り方

成約するほど打ち合わせの担当件数が積み上がる

一貫制の式場では、ノルマを達成するほど翌月以降の打ち合わせが増え、負担が雪だるま式に重くなります。
成約から当日までの長い準備期間中、打ち合わせや問い合わせ対応を同じプランナーが受け持つためです。

Yahoo\!知恵袋には、知人のプランナーについて「担当しているお客様から問い合わせがあれば休日でも出勤要請がある」という回答があります。

引用元:ウェディングプランナーの仕事は激務ですか(Yahoo\!知恵袋)

成約件数のノルマは、その後の担当件数とセットで考えなければ、達成した人ほど疲弊する仕組みになります。

給与と負荷が見合わないと感じやすい

ノルマへの不満は、仕事量に対して給与が追いついていないという感覚と結びつきやすいと考えられます。
休日対応や残業が増えても基本給の水準が低ければ、負担だけが増えたように感じられるためです。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、一般労働者の所定内給与額は産業計33万400円に対し、生活関連サービス業,娯楽業は28万5,700円でした(78,679事業所が対象。
プランナー単独の数字ではない)。

出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 結果の概況」

ノルマを課すなら、達成時に報われる仕組みまで含めて設計しましょう。

プランナーの給料の相場と、年収を上げる方法は下記で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

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ウェディングプランナーの給料はいくら?平均年収・手取り・年収を上げる方法

ノルマと離職の関係をデータで確認する

ノルマと離職の関係をデータで確認する

ここまで見てきたきつさが、実際の定着にどう表れているのかを確認します。
ノルマ単独の影響を示す公的なデータは見当たらないため、本章では次の2つから傾向を読み取ります。

  • 生活関連サービス業の離職率は16.9%
  • 現場の声に見るノルマ以外の負担

業界全体の数字と現場の声の両面を押さえておくと、自社の離職がどこから来ているのかを切り分けやすくなります。
離職の原因をノルマだけに決めつけないためにも、まずは事実を確認しておきましょう。

生活関連サービス業の離職率は16.9%

ブライダルを含む生活関連サービス業,娯楽業は、人が入っては辞めていく入れ替わりの激しい業界です。
入職率と離職率がほぼ同じ水準にあり、採用で補った人数とほぼ同じだけ人が辞めているためです。

厚生労働省の雇用動向調査では、同産業の入職率は17.0%、離職率は16.9%で、産業計の離職率11.5%を上回りました(約15,000事業所を無作為抽出。
理美容なども含む区分)。

出典:厚生労働省「雇用動向調査結果の概況」

自社の離職率をこの16.9%と並べてみると、ノルマの見直しを急ぐべきかの判断材料になります。

離職率のデータと、ブラックという評判から抜け出すための採用戦略は、別記事で掘り下げました。ぜひ合わせてこちらもご覧ください。

▼関連記事

ブライダル業界がブラックと言われる理由|離職率データと脱却に向けた採用戦略

現場の声に見るノルマ以外の負担

プランナーの負担はノルマの数字だけでなく、成約後の対応にまで広がっています。
成約の一件一件に、変更やクレームへの対応が後からついてくるためです。

Yahoo\!知恵袋の回答では、次のような声が挙がっていました。

  • 「残業も多い」
  • 「一番きついのはクレーム対応」
  • 「最悪なのはいちゃもん付けて値引き交渉してくる人までいる」

引用元:ウェディングプランナーの仕事は激務ですか(Yahoo\!知恵袋)

声に共通するのは、負担の中心が新規接客より、変更対応・クレーム・値引き要求といった後工程にある傾向です。
ノルマを見直す際は、成約後の業務量まで視野に入れましょう。

クレームの事例と対応手順は、下記の記事で場面ごとに整理しています。対応ルールを作る際に、ぜひ活用してください。

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【式場向け】ブライダル業界のクレーム事例と対応手順|返金要求にも迷わず判断できる

離職を招かないノルマ(目標)設計のポイント

離職を招かないノルマ(目標)設計のポイント

ここまで見てきたデータと現場の声から、ノルマの負担は数字の高さだけでなく、設計の仕方からも生まれていることが分かりました。
本章では、成約を落とさずに現場の負担を抑える目標設計を、次の4つのポイントに分けて解説します。

  • 目標は自社の過去実績から逆算する
  • 成約件数だけでなく行動指標も評価に入れる
  • 担当件数の上限を決めてから目標を割り振る
  • 値引きで成約を取りにいく評価にしない

すべてを一度に変える必要はなく、どれか1つから着手できます。
自社で手を付けやすいものを探しながら読み進めてください。

目標は自社の過去実績から逆算する

プランナーの目標値は、業界の相場ではなく自社の過去実績から逆算して決めましょう。
結婚式場の新規接客の成約率には、業界平均として公表されたデータが見当たらず、立地や規模、集客経路によって前提が大きく変わるためです。

例えば過去1年間の来館数と成約数を月別・担当者別に並べれば、季節ごとの波や担当者ごとの差が見えてきます。
そのうえで、上位者の実績ではなく全体の中央値あたりを基準に置けば、多くの担当者にとって手の届く目標になります。

他社の数字を持ち込むよりも、自社のデータに根ざした目標のほうが、現場の納得を得やすくなります。

成約件数だけでなく行動指標も評価に入れる

評価の対象は成約件数という結果だけにせず、そこに至る行動指標も加えましょう。
成約は来館数や客層といった本人が動かせない要素にも左右されるため、結果だけで評価すると努力が報われない月が生まれるからです。

例えば、次のように3種類の指標を組み合わせる方法があります。

指標の種類例見る目的
結果指標成約件数・成約率売上への貢献を見る
行動指標次回予約の獲得率・追客の連絡件数接客の質と再現性を見る
顧客指標打ち合わせ後のアンケート評価成約後の満足度を見る

結果と行動を組み合わせて評価すれば、成約が伸びない月にも改善の手がかりが残り、数字だけに追い詰められる状態を避けられます。

担当件数の上限を決めてから目標を割り振る

一貫制の式場では、成約目標を決める前に、1人が同時に受け持てる担当件数の上限を決めておきましょう。
上限を決めずに目標だけを課すと、達成した人ほど打ち合わせが積み上がり、休日対応や残業に追われるからです。

例えば同時担当の上限を一定の組数に置き、上限に近づいた人は新規接客を減らして打ち合わせに専念させる運用が考えられます。
人手が足りない時期は、派遣のプランナーに一部を任せる方法もあります。

上限から逆算して新規の目標を配れば、特定の担当者に負荷が偏りにくくなります。

派遣で人手不足を補う仕組みと会社選びの基準は、こちらの記事で紹介しています。体制の選択肢を広げたい方は、ぜひ一度読んでみてください。

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ウェディングプランナーの派遣で人手不足を解消する仕組みと会社選びの基準

値引きで成約を取りにいく評価にしない

成約件数だけを評価すると値引きで契約を取りにいく接客を招きやすいため、単価や値引き額もあわせて見ましょう。
件数目標に追われる担当者には値引きが手早い手段になり、売上が伸びないまま成約数だけが増えるおそれがあるからです。

現場の声にも、値引き交渉をする顧客への対応がきついという書き込みがありました。
値引きの上限額と承認者をあらかじめ決めておけば、担当者が1人で値引きを迫られる場面を減らせます。

件数と単価を並べて評価し、値引きの裁量はルールで持たせることが、売上と現場の両方を守ります。

値引きの代わりに使える来館特典の決め方は、別記事で解説しました。特典の設計を見直す際に役立ててください。

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【式場向け】ブライダルフェア特典の決め方|特典目当ての来館を成約につなげる設計

ノルマに頼らず成約率を上げる仕組みづくり

ノルマに頼らず成約率を上げる仕組みづくり

目標の置き方が固まったら、次は担当者の頑張りに頼らなくても成約が取れる仕組みを整えます。
個人の営業力に依存するほどノルマは重くなるため、本章では式場全体で成約率を底上げする3つの方法を紹介します。

  • 来館前の情報発信で比べに来る客を決めに来る客に変える
  • 接客トークと用語を標準化して属人化を防ぐ
  • 繁忙期と閑散期で目標の重みを変える

仕組みで成約率が上がれば、同じ目標でも現場の負担感は軽くなります。
目標設計とあわせて取り組むことで、成約と定着の両方に手が届きやすくなります。

来館前の情報発信で比べに来る客を決めに来る客に変える

来館前にSNSやWebで式場の魅力を伝えておくと、成約に近い状態のカップルが来館しやすくなります。
雰囲気や費用感を理解したうえで来館したカップルほど、接客の場で判断しやすいと考えられるためです。

TAIANの同じ調査では、来館の決め手で最も多かったのが「雰囲気のわかる写真」で34.6%でした。
Instagramで会場や実際の式の様子を発信しておけば、来館前の不安を減らした状態で接客を迎えられます。

出典:株式会社TAIAN「結婚式場の成約プロセスに関するアンケート調査結果」

来館前に期待値をそろえておくことが、1回の接客にかかる重みを軽くする近道です。

SNS・Webを使った集客の具体策は、下記で12の方法として紹介しています。ぜひ、目を通してみてください。

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ブライダル集客の方法12選|来館・成約を増やすSNS・Web戦略を解説

接客トークと用語を標準化して属人化を防ぐ

成約率を担当者の才能に任せず、接客の流れとトークを式場で標準化しましょう。
接客の進め方が担当者ごとにばらばらだと成約できる人とできない人の差が広がり、できない人ほどノルマに追い詰められるためです。

例えば、ヒアリング項目、会場案内の順番、見積もりの提示時期、次回予約の打診の仕方を共通の型にし、上位者の接客をロールプレイで共有する方法があります。
新人が言葉に詰まりやすい場面だけでも型があれば、初回から一定の水準を保てます。

型を整えることは、ノルマの達成を個人の努力から組織の仕組みへ移す第一歩です。

場面ごとに使える営業トークの例文は、こちらにまとめています。研修の素材探しにお役立てください。

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【例文つき】ブライダル営業トークを場面別に紹介|しつこいと思われず成約する話し方

繁忙期と閑散期で目標の重みを変える

月ごとの成約目標は一律にせず、来館数の季節変動に合わせて重みを変えましょう。
来館数には時期による波があり、同じ目標を毎月課すと、閑散期の未達が担当者の責任のように見えてしまうためです。

例えば過去の月別来館数の比率で年間目標を配分し、閑散期は打ち合わせの品質や紹介の獲得といった指標の比重を高める方法が考えられます。
四半期単位で達成を判定すれば、1か月の不調だけで評価が下がることも避けられます。

来館の波に沿って目標を配れば、閑散期の未達で担当者が消耗する事態を防ぎやすくなります。

繁忙期と閑散期の差と、通年で集客を伸ばす考え方は別記事で取り上げました。目標の配分を考える際の参考にどうぞ。

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ウェディングプランナーのノルマに関するよくある質問

ウェディングプランナーのノルマに関するよくある質問

ここまで紹介した目標設計と仕組みづくりを踏まえ、最後にノルマについて式場の担当者や求職者が抱きやすい疑問を取り上げます。
本文で扱いきれなかった次の2点について、要点を短く整理しました。

  • ノルマ未達だと給料は下がる?
  • ノルマのない式場はある?

どちらも、自社の制度を説明する場面や、求人票の表現を考える場面でよく問われるテーマです。
入社後のギャップを防ぐうえでも、採用面談での受け答えを準備する際の参考にしてください。

ノルマ未達だと給料は下がる?

ノルマが未達でも基本給がすぐに下がるとは限らず、賞与やインセンティブ、昇給の評価に反映させる形をとる式場が多いと考えられます。
基本給は雇用契約や就業規則で定められており、月ごとの成約数に合わせて上下させる設計にはなっていないことが一般的なためです。

例えば基本給は固定のまま、成約件数や単価に応じた手当を上乗せする形であれば、未達の月は手当が出ないだけで基本給はそのまま残ります。
ただし評価が昇給や賞与に反映される以上、未達が続けば年収には差が出ます。

求人や面談では、未達時に何が変わるのかを具体的に示しておくと、入社後のギャップを防げます。

ノルマのない式場はある?

明確な個人ノルマを置かず、チームや式場単位で目標を追う式場もあります。
個人に数字を課すと、担当者同士で来館客を取り合ったり、成約後のフォローが手薄になったりする懸念があるためです。

例えば式場全体の成約目標をチームで共有し、新規接客の成果と打ち合わせの満足度を合わせてチームで評価する方法があります。
ただし数字の責任があいまいになると成約率が下がるおそれもあるため、行動指標や顧客評価で個人の貢献を見える化しておく必要があります。

ノルマの有無よりも、何をどの単位で追うかを決めることが、現場の定着を左右します。

まとめ

まとめ

ウェディングプランナーのノルマは、なくすか残すかではなく、何をどの単位で追わせるかによって現場の負担が大きく変わります。
見直しの際は、次のポイントを押さえましょう。

  • ノルマの中心は成約件数・成約率と、打ち合わせでの単価
  • 一貫制では成約件数がそのまま後工程の担当件数になる
  • 生活関連サービス業の離職率は16.9%で、産業計の11.5%を上回る
  • 目標は自社の過去実績から逆算し、担当件数の上限とセットで決める
  • 行動指標と単価も評価に入れ、値引きの裁量はルールで持たせる
  • 来館前の発信と接客の標準化で、個人に頼らない成約の仕組みをつくる

来館前の情報発信で成約に近いカップルを増やせれば、プランナー1人にかかるノルマの重さそのものを軽くできます。
まずは自社のSNSで、会場の雰囲気や費用感が来館前に伝わっているかを見直すところから始めてみてください。

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