【式場向け】ナシ婚とは?割合と理由を知って集客に生かす4つの対策
目次
ナシ婚が増えていると聞き、
「披露宴を前提にした集客がこのまま細っていくのではないか」
「結婚式をしないカップルが実際にどれくらいいるのか分からない」
「ナシ婚層に向けて何を用意すればよいのか決められない」
このようなお悩みを持っていませんか?
最新の実施率データを見ると、結婚した人のうちウエディングイベントを何もしない層は約4人に1人にとどまり、写真撮影や食事会には一定の需要が残っています。
本記事では、ナシ婚の意味と実施率、カップルが選ぶ理由と後悔しやすい点を整理し、式場が取れる具体的な対策を解説します。
ナシ婚層を「失った客」ではなく「別の入口から迎える客」として捉え直せるはずです。
この記事でわかること
- ナシ婚の意味と、写真だけ・食事会だけの扱い
- 最新データで見るナシ婚の割合と年代別の傾向
- カップルがナシ婚を選ぶ4つの理由
- ナシ婚カップルが後悔しやすいポイント
- ナシ婚の増加がブライダル業界に与える影響
- 結婚式場が取るべき4つのナシ婚対策
- 離婚率や親の反対など、よくある質問への答え方
ナシ婚とは?結婚式をしない選択の意味と広がり

ナシ婚への対策を考える前に、まずは言葉の意味と範囲を社内でそろえておく必要があります。
「ナシ婚」と言ったときに入籍だけの夫婦を指すのか、写真だけ撮った夫婦まで含むのかで、狙う層も打ち手も変わるためです。
この章で押さえたいポイントは、次の2つです。
- ナシ婚とは挙式も披露宴もしない結婚のかたち
- 写真だけ・食事会だけはナシ婚に含まれるのか
定義の線引きを先に決めておくと、次の章で紹介する割合のデータも読み違えにくくなります。
自社の見込み客がどこにいるのかを思い浮かべながら読み進めてください。
ナシ婚とは挙式も披露宴もしない結婚のかたち
ナシ婚とは、入籍はするものの、挙式や披露宴といった結婚式を行わない結婚のスタイルを指します。
式の有無が結婚の成立に関係しないのは、婚姻届を出せば夫婦として認められるためです。
例えば、入籍後に両家へ挨拶をして報告を済ませ、式場には一度も足を運ばないカップルが典型的なナシ婚です。
結婚情報サイトや式場のコラムでも、ナシ婚は結婚のスタイルの1つとして取り上げられることが多くなっています。
式場の立場から見ると、ナシ婚は結婚する人が減ることではなく、式場を利用する機会が減ることを指す言葉です。
「結婚の数」と「式場の出番」を分けて考えるところから、対策は始まります。
写真だけ・食事会だけはナシ婚に含まれるのか
写真だけ、食事会だけを行う結婚も、広い意味でナシ婚に含めて語られることが多くあります。
ナシ婚には厳密な定義がなく、「披露宴をしない」ことを基準にする人もいれば、「何もしない」ことを基準にする人もいるからです。
例えば、フォトウエディングだけを撮った夫婦は、本人たちが「ナシ婚」と呼んでいても、式場から見ればフォトの顧客に当たります。
親族だけの食事会も同じで、会場や料理を手配する時点で式場が関われます。
社内では「披露宴をしない層」と「何もしない層」を分けて呼び、それぞれに別の打ち手を用意するのが実務的でしょう。
この区別が、ナシ婚層をまとめて諦める判断を防ぎます。
ナシ婚の割合は?最新データで見る実施状況

言葉の範囲をそろえたら、次は実際にどれくらいのカップルが結婚式をしていないのかを数字で確認します。
ここでは、リクルート ブライダル総研が結婚した人に尋ねたデータをもとに、3つの視点で実施状況を見ていきます。
- ウエディングイベントを何もしない人は約4人に1人
- 披露宴をしない層の半数以上は写真や食事会を選んでいる
- 40歳以上では披露宴の実施率が大きく下がる
「ナシ婚が増えた」という印象だけで判断せず、どの層がどこに流れているかまで押さえておくと、対策の優先順位を決めやすくなります。
数字の読み方も含めて確認していきましょう。
ウエディングイベントを何もしない人は約4人に1人
結婚した人のうち、挙式・披露宴・食事会・写真撮影のいずれも行わなかった人は26.5%で、約4人に1人の割合です。
ナシ婚を「何もしない結婚」と捉えるのは実態とずれており、それは残りの73.5%が何らかのイベントを実施しているためです。
結婚マーケット調査は、直近1年間に結婚した全国20〜49歳の男女821人へのインターネット調査で、婚姻件数でウエイトバック集計した推計値です。
| イベント | 実施率 |
|---|---|
| 写真撮影 | 61.5% |
| 挙式 | 48.9% |
| 披露宴・ウエディングパーティー | 43.1% |
| 結婚を機とした食事会 | 33.8% |
| いずれも実施しない | 26.5% |
▲出典
最も多くのカップルと接点を持てるのは、披露宴ではなく写真撮影です。
披露宴をしない層の半数以上は写真や食事会を選んでいる
披露宴をしなかった約57%のうち、半数以上は写真撮影や食事会など別の形で結婚を記念しています。
同じ調査の組み合わせ別実施率では、「写真撮影のみ」が16.3%と、すべてのイベントを行った19.1%に次ぐ大きな層になっているためです。
ほかにも「食事会と写真撮影」が3.1%、「食事会のみ」が2.2%など、披露宴を外した組み合わせが並びます。
合計すると、披露宴をせずに何らかのイベントを行った人は約30%にのぼります。
▲出典
披露宴の見込み客から外れた層も、写真や食事会の見込み客としては残っています。
この約30%をどう取り込むかに目を向けてください。
40歳以上では披露宴の実施率が大きく下がる
披露宴の実施率は39歳までは40%台で推移する一方、40歳以上では34.6%まで下がります。
年齢を重ねてからの結婚では、再婚や仕事の忙しさ、人前に出る気恥ずかしさが重なりやすいと考えられるためです。
| 年代 | 披露宴・ウエディングパーティー | 結婚を機とした食事会 |
|---|---|---|
| 24歳以下 | 46.7% | 44.5% |
| 25〜29歳 | 43.2% | 28.0% |
| 30〜34歳 | 42.0% | 33.2% |
| 35〜39歳 | 43.5% | 38.5% |
| 40歳以上 | 34.6% | 40.0% |
▲出典
40歳以上では、食事会の実施率が披露宴を上回っています。
30代後半以降のカップルには、食事会を軸にした提案のほうが受け入れられやすいでしょう。
カップルがナシ婚を選ぶ理由

数字で実施状況をつかんだら、次はカップルがなぜ結婚式をしない選択に至るのかを見ていきます。
結婚情報サイトや式場のコラムで挙げられる理由は、大きく次の4つに整理できます。
- 費用の自己負担が重い
- 目立つことや準備の手間を避けたい
- 授かり婚や再婚などの事情がある
- 定番の結婚式に意味を感じない
理由ごとに式場が打てる手は異なります。
自社の見込み客がどの理由で離れているのかを想像しながら読み進めると、後半の対策につなげやすくなります。
費用の自己負担が重い
ナシ婚を選ぶ理由として、まず挙がりやすいのが費用の問題です。
挙式と披露宴を行うと総額は数百万円の規模になり、ご祝儀を差し引いても新生活の資金に響く金額が残るためです。
結婚マーケット調査では、挙式と披露宴をともに実施した人の費用総額は平均298.6万円でした。
1回ずつ行った人のご祝儀総額は平均187.1万円で、自己負担額は平均158.9万円です。
▲出典
「ご祝儀で賄える」と考えていたカップルほど、見積もりを見た段階で離れやすいと想定しておきましょう。
自己負担額の見通しを早めに示すことが、費用を理由にした離脱を減らす第一歩です。
目立つことや準備の手間を避けたい
人前で主役になることへの抵抗感や、準備の手間を避けたい気持ちも、ナシ婚を選ぶ大きな理由です。
披露宴には入場や挨拶など注目を浴びる場面が多く、共働きのカップルには数か月に及ぶ打ち合わせも負担になりやすいからです。
例えば、招待客のリスト作りや席次決め、演出の打ち合わせを「仕事の合間にこなせる気がしない」と感じた時点で、式そのものを見送るケースが考えられます。
主役として注目される場面を減らし、打ち合わせの回数を絞ったプランがあれば、この層を取りこぼさずに済みます。
進行と準備の軽さを、商品の特徴として前面に出していきましょう。
授かり婚や再婚などの事情がある
授かり婚や再婚といった事情から、結婚式を見送るカップルもいます。
妊娠中は体調が読めず長時間の式や準備が負担になりやすく、再婚では二度目の式を開くことに気が引けると感じる人がいるためです。
例えば、妊娠中は安定期と出産予定日の間で日程を組む必要があり、会場の空きと合わずに諦めることがあります。
再婚では、前回招いた親族や友人を再び呼ぶことへのためらいから、報告だけで済ませる選択も見られます。
こうした事情を抱えるカップルには、短時間で終わる挙式や、出産後に家族で撮影できるフォトプランが向いています。
定番の結婚式に意味を感じない
決まった流れの結婚式に意味を感じず、自分たちらしい形でなければやらなくてよいと考えるカップルもいます。
同じような演出を何度も目にするうちに、自分たちが同じことをする理由を見いだせなくなるからです。
結婚マーケット調査のトレンド編では、直近1年間に挙式・披露宴・食事会のいずれかを実施した全国20〜49歳の男女817人のうち、74.5%が「定番やしきたりにとらわれず、自分たちの価値観に合った自由なやり方をすればよい」と答えています。
▲出典
中身を自由に組み替えられることを伝えれば、この層との接点は作り直せます。
ナシ婚カップルが後悔しやすいポイント

ここまで見てきた理由でナシ婚を選んだカップルが、すべて満足しているわけではありません。
後悔しやすい点を知っておくと、式場にとっての提案の糸口が見えてきます。
代表的なものは次の3つです。
- ドレス姿や写真が残らない
- 親に感謝を伝える場がない
- ご祝儀やお祝いのお返しに迷う
後悔の中身をつかんでおけば、「結婚式をしましょう」と大きく勧めるのではなく、後悔を防ぐ小さな選択肢として商品を示せるようになります。
押し付けにならない提案の材料として押さえておきましょう。
ドレス姿や写真が残らない
ナシ婚で後悔しやすい点としてよく挙がるのが、ドレス姿や結婚の記念写真が残らないことです。
入籍だけで済ませると記念の形が手元に残らず、時間がたってから「一度くらい着ておけばよかった」と感じやすいためです。
「ナシ婚 後悔」「ナシ婚 みじめ」といった言葉が検索されていることからも、選んだあとに気持ちが揺れる人がいることがうかがえます。
結婚した人の6割以上が写真撮影を行っている以上、周囲と比べて後悔が強まることも考えられます。
後から撮れるフォトプランを用意しておけば、ナシ婚を選んだ夫婦にも「今からでも遅くない」と声をかけられます。
親に感謝を伝える場がない
親に花嫁姿を見せられなかった、感謝をきちんと伝えられなかったという後悔も少なくありません。
結婚式は両家の親が顔を合わせ、子どもの晴れ姿を見届ける場でもあるため、省くと親の側に寂しさが残りやすいからです。
例えば、本人たちは納得していても、親に「せめて写真だけでも」と望まれて気持ちが揺らぐケースが考えられます。
「ナシ婚 両親 プレゼント」と検索する人がいることからも、親への配慮に悩む夫婦の姿が見えてきます。
親族だけの食事会や両親と撮る家族写真は、親への感謝を形にしたい夫婦にとって手の届きやすい選択肢です。
ご祝儀やお祝いのお返しに迷う
結婚式をしない場合、ご祝儀やお祝いのやり取りに迷う場面が増えます。
式があれば受付でご祝儀を受け取り、引出物でお返しをする流れが決まっていますが、式がないと双方が基準を持ちにくいためです。
実際に、「結婚祝い 相場 式なし 親族」「結婚式 しない ご祝儀 兄弟」といった言葉が検索されており、贈る側の迷いもうかがえます。
受け取った夫婦も内祝いの金額や時期を個別に考えることになり、親族が多いほど手間が膨らみます。
食事会の引菓子や記念品をお返しの代わりにできる形を示せば、お祝いの扱いに悩む夫婦の負担を軽くできます。
ナシ婚の増加がブライダル業界に与える影響

カップル側の理由と後悔を見てきましたが、ここからは視点を式場側に移します。
ナシ婚の広がりは、式場の集客に良い面と悪い面の両方をもたらしています。
影響は次の2つに整理できます。
- 披露宴を前提にした集客だけでは母数が細る
- 単価は下がっても接点の数は残っている
影響の中身を正しくつかんでおくと、対策にかける予算と労力の配分を決めやすくなります。
「ナシ婚が増えたから式場は厳しい」という悲観的な見方だけで終わらせず、残っている需要にも目を向けていきましょう。
披露宴を前提にした集客だけでは母数が細る
披露宴の成約だけを目標にした集客では、そもそも見込み客の母数が限られてしまいます。
結婚マーケット調査では披露宴を行った人は43.1%で、半数を超えるカップルは最初から披露宴の検討に入ってこないためです。
▲出典
例えば、ブライダルフェアや披露宴の見積もり訴求だけで広告を組むと、写真や食事会だけを考えている約30%の層には情報が届きにくくなります。
披露宴の集客を続けながらも、それ以外の入口を別に設けておくことが、母数を確保する前提になります。
広告や発信の予算を、入口ごとに分けて考えてみてください。
単価は下がっても接点の数は残っている
ナシ婚層は披露宴に比べて単価が低いものの、式場が接点を持てる数そのものは少なくありません。
結婚マーケット調査によると写真撮影は61.5%、食事会は33.8%が実施しており、披露宴以外の需要は十分な規模で存在しているからです。
▲出典
例えば、フォトや食事会の商品があれば、結婚後の記念日撮影や家族の行事など、長く続く関係の入口になります。
披露宴の成約だけを追っていると、こうした接点は持てないまま終わります。
1組あたりの売上だけで判断せず、接点の数と結婚後の関係まで含めて商品を設計しましょう。
結婚式場が取るべきナシ婚対策

ナシ婚が式場に与える影響を踏まえ、ここからは具体的な対策を紹介します。
既存の設備や仕組みを生かしやすい順に、次の4つを取り上げます。
- フォトウエディングを最初の接点にする
- 親族中心の食事会プランを用意する
- 「しない理由」を先回りして解消する情報を出す
- Instagramで写真と食事会の実例を見せる
すべてを一度に始める必要はありません。
自社の人員や設備で無理なく回せるものから着手し、反応を見ながら広げていくのが現実的です。
フォトウエディングを最初の接点にする
ナシ婚層との最初の接点として取り組みやすいのが、フォトウエディングの商品化です。
写真撮影は結婚した人の61.5%が行う最も実施率の高いイベントで、衣装や撮影場所といった式場の資産をそのまま生かせるためです。
▲出典
例えば、チャペルやガーデンでのロケーション撮影を平日限定の価格で提供すれば、披露宴の予約が入りにくい日の稼働を埋められます。
新しい設備を用意しなくても始められる点で、フォトは最初に検討したい対策です。
まずは既存の前撮りプランを、単独でも申し込める形に切り出すところから始めましょう。
親族中心の食事会プランを用意する
披露宴はしないが家族には報告したいという夫婦には、親族中心の食事会プランが有効です。
結婚マーケット調査では食事会の実施率が全体で33.8%あり、40歳以上では40.0%と披露宴の34.6%を上回っているためです。
▲出典
例えば、挙式なしで両家の顔合わせと会食を兼ねるプランや、会食の途中に家族写真を撮る時間を組み込んだプランが考えられます。
個室と料理、撮影を1つにまとめれば、夫婦が別々に手配する手間も省けます。
食事会を披露宴の縮小版ではなく、独立した正式なプランとして打ち出しましょう。
「しない理由」を先回りして解消する情報を出す
ナシ婚層に届く発信をするには、結婚式をしない理由を先回りして解消する情報が欠かせません。
理由を抱えたまま式場のページを見ても、自分たちには関係のない場所だと判断されてしまうからです。
| しない理由 | 先回りして出す情報 |
|---|---|
| 費用の自己負担が重い | 総額と自己負担額の目安、少人数プランの価格 |
| 目立ちたくない | 入場や挨拶のない進行例 |
| 準備の手間が大きい | 打ち合わせの回数と準備期間の目安 |
| 定番の式に意味を感じない | 演出を自由に組み替えた実例 |
理由ごとに答えを用意しておけば、「結婚式はしない」と決めかけていた夫婦にも検討の余地を残せます。
自社サイトのプランページやQ\&Aから、優先して整えていきましょう。
Instagramで写真と食事会の実例を見せる
フォトや食事会の商品を知ってもらうには、Instagramでの実例発信が効果的です。
写真や食事会は仕上がりのイメージが決め手になりやすく、実際の写真を見ると「自分たちにもできそう」と感じてもらいやすいためです。
株式会社TAIANが挙式済み・成約済みの計800人に行った調査では、来館の決め手は「雰囲気のわかる写真」が34.6%で最多でした。
披露宴前提の調査ですが、写真で雰囲気を伝える大切さは変わらないと当社は考えています。
▲出典
株式会社TAIAN「結婚式場の成約プロセスに関するアンケート調査結果」
ナシ婚層向けの商品こそ、実例を見せて写真で選ばれる状態をつくりましょう。
式場のInstagram活用は、9社分を分析した下記の記事で紹介しています。合わせてご覧ください。
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ナシ婚についてよくある質問

対策の方向性が見えたところで、最後にナシ婚について式場の担当者が聞かれやすい疑問を取り上げます。
カップルや親から質問されたときに備えて、次の2つの答え方を押さえておきましょう。
- ナシ婚は離婚率が高いのか
- 親がナシ婚に反対しているカップルにはどう提案するか
どちらも、答え方を誤るとカップルや親からの信頼を損ね、提案全体が受け入れられにくくなる質問です。
接客の場で慌てずに済むよう、根拠と考え方をあわせて整理しておきましょう。
ナシ婚は離婚率が高いのか
ナシ婚だと離婚率が高いという話には、確かな根拠が見当たりません。
挙式の有無と離婚の関係を示す公的なデータは確認できず、語られている説の多くは結婚式の意義を伝える文脈での見解にとどまるためです。
例えば、「結婚式をした夫婦は離婚しにくい」という説は結婚情報サイトの記事でたびたび見かけますが、数字の出どころが示されていないものがほとんどです。
「結婚式 離婚率 嘘」と検索する人がいるように、この説を疑う声もあります。
結婚式を勧める理由に離婚率を持ち出すのは避け、写真や家族と過ごす時間といった確かめられる価値で提案しましょう。
親がナシ婚に反対しているカップルにはどう提案するか
親がナシ婚に反対しているカップルには、結婚式か何もしないかの二択ではなく、中間の選択肢を示すのが有効です。
親の反対は晴れ姿を見たいといった気持ちから来ている場合があり、披露宴そのものを求めているとは限らないためです。
例えば、両家の親だけを招いた家族挙式や、家族写真を撮ったあとに会食をするプランなら、夫婦の負担を抑えながら親の希望にも応えられます。
当社は、こうした選択肢をWebサイトやSNSで具体的に見せておくことが、親子で話し合うきっかけになると考えています。
夫婦と親の両方が納得できる落としどころを、式場の側から示してあげましょう。
まとめ

ナシ婚とは、入籍はしても挙式や披露宴を行わない結婚のスタイルです。
リクルートの結婚マーケット調査を見ると、ウエディングイベントを何もしない層は26.5%にとどまり、写真撮影は61.5%、食事会は33.8%が実施しています。
- 披露宴をしない層の半数以上は、写真や食事会で結婚を記念している
- ナシ婚の理由は費用、目立ちたくない気持ち、授かり婚や再婚などの事情、定番への違和感の4つ
- 後悔しやすいのは、写真が残らないこと、親への感謝、お祝いのやり取り
- 式場の対策は、フォト、食事会、しない理由の先回り、Instagramでの実例発信
▲出典
ナシ婚層を失った客と見るのではなく、別の入口から迎える客として商品と発信を組み直すことが、これからの式場集客の土台になります。
まずはフォトや食事会の実例を、見込み客の目に触れる場所へ届けるところから始めてみてください。


