【式場向け】ゼクシィ結婚トレンド調査の最新結果は?数字を集客に生かす読み方
目次
ゼクシィ結婚トレンド調査の最新版を探しているものの、
「最新の調査結果がどこにあるのか見つからない」
「総額や招待客人数が前回からどう変わったのか知りたい」
「調査の数字を自社の集客や提案にどう使えばよいか分からない」
このようなお悩みを持っていませんか?
ゼクシィ結婚トレンド調査は2024版を最後に、後継の「結婚マーケット調査」へ切り替わりました。
対象が変わったため、新旧の数字は比べられません。
本記事では、2024版の費用・人数・トレンドと過去からの推移、後継調査でわかったことを整理し、式場が集客や提案に生かす読み方を解説します。
調査の数字を、資料と接客の両方で迷わず使えるようになるはずです。
この記事でわかること
- ゼクシィ結婚トレンド調査の概要と、最新版が見つからない理由
- 2024版でわかった総額・招待客人数・ご祝儀の数字
- 二部制や参加型の演出など、数字に表れた結婚式トレンド
- 過去の調査で見る総額と人数の推移
- 後継の結婚マーケット調査でわかった実施率と費用
- 式場が調査結果を集客や提案に生かす4つの方法
- 報告書の入手先や地域別の数字など、よくある質問
ゼクシィ結婚トレンド調査とは?調査の概要と最新版の扱い

調査の数字を業務で使う前に、まずはどんな調査なのか、そして最新版がどう扱われているのかを押さえておきましょう。
この章では、次の3つのポイントを解説します。
- ゼクシィ結婚トレンド調査はリクルートブライダル総研の年次調査
- 最新版は「結婚マーケット調査」に名前と対象が変わった
- 新旧の調査の数字は並べて比べられない
とくに3つ目を知らないまま資料を作ると、実際には起きていない「変化」を社内に伝えてしまうおそれがあります。
自社の企画書や営業資料で数字を引用する予定がある方は、ここから順に読み進めてください。
ゼクシィ結婚トレンド調査はリクルートブライダル総研の年次調査
ゼクシィ結婚トレンド調査は、リクルートの研究機関「リクルートブライダル総研」が、結婚式を挙げたカップルの実態を毎年まとめてきた調査です。
結婚情報誌『ゼクシィ』の読者とネット会員に尋ねているため、式の費用や人数、演出の内容まで細かく追えるのが特徴です。
2024版は郵送法で3,656人から回答を集め、総額や招待客人数、ご祝儀、演出の実施率などを15の地域別に集計しています。
全国の数字は、地域ごとの婚姻件数で重みを付けた推計値として示されています。
業界で「結婚式の相場」として語られる数字の多くは、この調査が出どころだと考えておくと、資料の読み違いを防げます。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」報告書(全国版)
最新版は「結婚マーケット調査」に名前と対象が変わった
「ゼクシィ結婚トレンド調査2025」を探しても見つからないのは、調査そのものが再編されたためです。
リクルートブライダル総研は、ゼクシィ会員への調査から、結婚した人全体を対象とする「結婚マーケット調査」へ切り替えました。
後継の結婚マーケット調査2025は、全国の20〜49歳の男女を対象にしたインターネット調査です。
報告書には、ゼクシィ結婚トレンド調査は2024版まで実施していたと明記されており、社会全体の結婚観・結婚式観を捉えるために対象を広げたと説明されています。
最新の数字が欲しいときは、調査名を「結婚マーケット調査」に変えて探すのが近道です。
▲出典
新旧の調査の数字は並べて比べられない
新旧の調査の数字は、同じ表に並べて比べないようにしましょう。
回答している人が違うため、数字の差が「変化」なのか「対象の違い」なのかを区別できないからです。
| 項目 | 結婚トレンド調査(2024版まで) | 結婚マーケット調査 |
|---|---|---|
| 対象 | ゼクシィ読者・ネット会員で挙式か披露宴をした人 | 全国20〜49歳の結婚した男女 |
| 方法 | 郵送法(回答者は妻) | インターネット調査 |
例えば、挙式と披露宴の総額は結婚トレンド調査2024で343.9万円、結婚マーケット調査2025で298.6万円でした。
この差を相場の下落と読むのは誤りで、調査側も過去比較はしないと明記しています。
新旧の数字は、別々の物差しとして使い分けてください。
ゼクシィ結婚トレンド調査2024でわかった費用と人数

調査の位置づけを押さえたところで、結婚トレンド調査として最後の版となった2024版の中身を見ていきます。
費用と人数に関する結果は、大きく次の3つに分けられます。
- 総額の平均は343.9万円で3回連続の増加
- 招待客は52.0人に増え一人当たり費用は下がった
- ご祝儀と自己負担、親からの援助
いずれも、プランの価格設定や見積もりの説明にそのまま関わる数字です。
自社の平均単価や平均人数と見比べながら読んでみてください。
総額の平均は343.9万円で3回連続の増加
挙式と披露宴・ウエディングパーティーの総額は、全国の推計値で平均343.9万円となり、前回から16.8万円増えました。
規模を縮めた結婚式が多かった時期を底に、人数の回復とともに総額も伸びているためです。
総額は2021調査の292.3万円を底に、303.8万円、327.1万円、343.9万円と3回連続で増えました。
一方、コロナ禍前の2018〜2020調査はいずれも354万円を超えていたため、まだその水準には届いていません。
単価は回復の途中にあり、コロナ禍前と同じ規模に戻ったとまでは言えない段階だと捉えておきましょう。
招待客は52.0人に増え一人当たり費用は下がった
招待客人数の平均は52.0人で、前回から2.9人増えました。
一方、招待客一人当たりの費用は8.6万円と、前回の8.9万円から下がっています。
人数の伸び(前回比105.9%)が総額の伸び(105.1%)を上回ったため、一人当たりに割った金額が小さくなりました。
コロナ禍前の2018調査は招待客69.4人・一人当たり6.5万円、人数が最も少なかった2021調査は42.8人・9.8万円でした。
人数を絞った結婚式で上がった一人当たり費用が、人数の回復とともに少しずつ戻っている流れが読み取れます。
総額と一人当たり費用をセットで見ると、少人数で手厚くもてなす形から、人数が戻る途中にあると分かります。
ご祝儀と自己負担、親からの援助
ご祝儀総額の平均は205.6万円、カップルの自己負担額の平均は161.3万円で、前回からそれぞれ7.8万円、7.6万円増えました。
総額が伸びた分を、ご祝儀と自己負担の両方で支えているためです。
親・親族から援助があった人は74.2%で、援助のうち結婚式に使った金額の平均は168.6万円でした。
自己負担とほぼ同じ規模の援助が、4人に3人のカップルに入っていることになります。
見積もりの相談では、二人の負担額だけでなく、ご祝儀と親の援助を含めた資金計画として話すと、カップルが自分たちの予算を現実的に組み立てやすくなります。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」報告書(全国版)
ゼクシィ結婚トレンド調査2024に見る結婚式トレンドの変化

費用と人数の変化を押さえたところで、次は結婚式の中身がどう変わってきたのかを見ていきます。
2024版では、結婚式の多様化を示す動きとして、次の4つが取り上げられています。
- 定番にとらわれない結婚式が9割に支持されている
- 二部制の結婚式が広がっている
- ゲスト参加型と新郎新婦二人で前に出る演出が増えた
- 子どもと一緒に挙げる結婚式が増えている
どれも、プランや演出の提案内容を見直すきっかけになる変化です。
自社の提案に取り入れられているかを確かめながら読んでみてください。
定番にとらわれない結婚式が9割に支持されている
「結婚式の内容は、定番やしきたりにとらわれず、二人の価値観に合った自由なやり方をすればよい」と考える人は90.0%で、3回連続で約9割となりました。
決まった流れを選ぶより、自分たちに合う形を組み立てたいという考え方が、結婚式を挙げる人の間で主流になっているためです。
「ジェンダーにとらわれず、自由に望む生き方を選択できる」と考える人も88.6%に上ります。
結婚を機にしたイベントを「所属するコミュニティごとに分けて実施したい」人も32.8%で、聴取を始めてから最も高い値でした。
自由に組み立てられるかどうかが、式場選びの判断材料になりつつあると見てよいでしょう。
二部制の結婚式が広がっている
二部制とは、同じ日に時間をずらして、披露宴やパーティーを複数回に分けて開く形式です。
二部制を知っていた人のうち、実際に二部制で実施した人は23.5%で、聴取を始めた2021調査から11.4ポイント増えました。
親族向けと友人向けで雰囲気を変えられるため、「コミュニティごとに分けたい」という考え方と相性がよいと考えられます。
二部制の実施者は非実施者に比べて、招待客が平均4.9人多く、総額も平均16.6万円高いという結果も出ています。
一方、二部制の認知率は31.8%と、前回から5.0ポイント下がりました。
知っている人ほど選ぶ傾向があるだけに、式場から二部制を伝える余地はまだ大きいでしょう。
ゲスト参加型と新郎新婦二人で前に出る演出が増えた
演出では、ゲストが参加できるものと、新郎新婦が二人そろって前に出るものが増えています。
演出を決める際に「列席者も参加できるようにすること」を心がけた人が、2018調査から9.6ポイント伸びているからです。
| 項目 | 2018調査 | 2024調査 |
|---|---|---|
| 列席者も参加できるようにすること(心がけたこと) | 30.9% | 40.5% |
| ウエルカムスピーチを新郎・新婦お二人で行う | 20.8% | 34.8% |
| 招待状・席札をオリジナルデザインでつくる | 41.5% | 52.3% |
2人でのウエルカムスピーチは、2018調査から最も伸びた演出でした。
ゲストを巻き込む演出と、新郎も主役になる演出は、提案の定番に加えておきたい項目です。
子どもと一緒に挙げる結婚式が増えている
子どもがいて、挙式や披露宴に一緒に出席したカップルの割合は、2021調査以降3回連続で増えています。
子どもが生まれてから式を挙げる夫婦にとって、子どもと一緒に祝える形が選択肢として定着しつつあるためと考えられます。
調査報告では、この動きを二部制やジェンダーにとらわれない演出と並べ、「結婚式の多様化におけるさらなる兆し」の1つとして取り上げています。
こうしたカップルにとっては、キッズスペースや子ども用の衣装、子どもが参加できる演出の有無が、会場を比べる際の確認点になるでしょう。
子ども連れのカップルを想定した設備と演出を、案内の段階から具体的に見せておくと、来館前の不安を減らせます。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」報告書(全国版)
過去のゼクシィ結婚トレンド調査で見る推移

最新のトレンドを確認したところで、次は時間軸を広げてみましょう。
2024版の数字は、過去の調査と並べることで意味がはっきりします。
ここでは、同じ結婚トレンド調査の過去版をもとに、次の2点を振り返ります。
- 2018〜2024調査で総額と人数はどう動いたか
- 過去の調査で打ち出されたキーワード
同じ調査の中での比較なので、新旧の調査のような対象の違いを気にせずに推移を追えます。
市場の流れを長い目で確認したい方は、ここで紹介する表を社内資料の土台にしてみてください。
2018〜2024調査で総額と人数はどう動いたか
総額と招待客は、コロナ禍で落ち込んだあと回復を続けています。
人数が減った時期に総額も下がり、人数の回復とともに総額も伸びているためです。
| 調査 | 総額の平均 | 招待客 | 一人当たり |
|---|---|---|---|
| 2018 | 357.5万円 | 69.4人 | 6.5万円 |
| 2019 | 354.9万円 | 66.3人 | 6.8万円 |
| 2020 | 362.3万円 | 66.3人 | 6.9万円 |
| 2021 | 292.3万円 | 42.8人 | 9.8万円 |
| 2022 | 303.8万円 | 43.2人 | 9.8万円 |
| 2023 | 327.1万円 | 49.1人 | 8.9万円 |
| 2024 | 343.9万円 | 52.0人 | 8.6万円 |
2020調査と比べると、人数はまだ14.3人少なめです。
人数は回復途中、総額はコロナ禍前に近づきつつあると見るのが妥当でしょう。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」報告書(全国版)
過去の調査で打ち出されたキーワード
ゼクシィ結婚トレンド調査では、その時々の結婚式を表すキーワードや傾向も発表されてきました。
キーワードを追うと役割の移り変わりがつかめるので、押さえておく価値があります。
| 調査 | 発表された傾向・キーワード |
|---|---|
| 2018 | 挙式・披露宴スタイルが「王道しっかり派」と「等身大ゆったり派」の2派に |
| 2019 | 結婚式が「自分の人生を見つめ直すきっかけ」として捉えられ始めた |
| 2022 | 自分たちらしさを表現できる「“推し”婚」 |
2018調査では型の違いで分かれていた結婚式観が、2022調査では「自分たちらしさ」の表現へと移っています。
儀式としての結婚式から、二人らしさを表す場へと重心が移ってきた流れが読み取れます。
▲出典
株式会社リクルート「ゼクシィ トレンド調査2018」
リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」
株式会社リクルート「最新版 ゼクシィ結婚トレンド調査&総合意識調査 発表」
後継の結婚マーケット調査2025でわかったこと

結婚トレンド調査の流れを押さえたうえで、後継となる結婚マーケット調査の結果も確認しておきましょう。
対象が結婚した人全体に広がったことで、次の3つが見えるようになりました。
- ウエディングイベント実施率は73.5%、披露宴は43.1%
- 挙式と披露宴の総額は平均298.6万円
- 参列した未婚ゲストは結婚式への意欲が高まる
結婚式を挙げなかった人まで含めた数字なので、見込み客の全体像をつかむのに向いています。
前の章までの数字とは物差しが違う点に注意しながら読み進めてください。
ウエディングイベント実施率は73.5%、披露宴は43.1%
結婚した人のうち、挙式・披露宴・食事会・写真撮影のいずれかを行った人は73.5%でした。
結婚式を挙げない人でも、写真や食事会で結婚を記念する人が多いためです。
イベント別の実施率は次のとおりです。
- 写真撮影:61.5%
- 挙式:48.9%
- 披露宴・ウエディングパーティー:43.1%
- 結婚を機とした食事会:33.8%
披露宴を挙げる人は半数に届かない一方で、写真撮影は6割が実施しています。
式場との接点は披露宴だけではなく、写真や食事会も入口になり得ると捉えておきましょう。
挙式と披露宴の総額は平均298.6万円
挙式と披露宴をともに実施した人の総額は平均298.6万円で、最も多い価格帯は300〜350万円(18.6%)でした。
調査側は、スタイルの多様化により低単価帯だけでなく中・高単価帯の需要も一定数あると分析しています。
| スタイル | 招待客人数 | 総額の平均 |
|---|---|---|
| 挙式+披露宴 | 57.2人 | 298.6万円 |
| 披露宴のみ | 64.6人 | 200.6万円 |
| 挙式のみ | 24.9人 | 140.4万円 |
| 食事会のみ | 22.7人 | 39.5万円 |
平均額ひとつではなく、スタイルごとの価格帯を示せるようにしておくと、見込み客の予算感に合った提案がしやすくなります。
▲出典
参列した未婚ゲストは結婚式への意欲が高まる
結婚式に参列した未婚者の55.7%が、「結婚したら挙式や披露宴を実施したい」気持ちが高まったと答えています。
実際の式を見ることで、自分が挙げるときの姿を具体的に想像できるようになるためと考えられます。
恋人・パートナーの有無にかかわらず、「結婚したい気持ちが高まった」人も過半数でした。
子どもがいるゲストでは、参列を通して自分の子どもの結婚・結婚式への期待が高まる傾向も示されています。
今日のゲストは将来の見込み客でもあり、ゲストの体験を磨くことが次の集客にもつながると捉えられます。
式場が調査結果を集客・提案に生かす方法

ここまでの数字は、読むだけでなく自社の集客や接客に落とし込んでこそ価値が出ます。
式場の担当者が調査結果を生かす方法として、次の4つを紹介します。
- 引用するときは調査名と条件を必ず添える
- 伸びているスタイルをプランに落とし込む
- 見込み客には平均より幅で伝える
- SNSで実例を見せて自分たちに合う式を想像させる
どれも大きな投資をせずに、今の業務の中で始められる内容です。
自社で手を付けやすいものから取り入れてみてください。
引用するときは調査名と条件を必ず添える
調査の数字を資料やWebサイトで使うときは、調査名・対象・時期を必ず一緒に書きましょう。
同じ「結婚式の総額」でも、結婚トレンド調査と結婚マーケット調査では対象が違い、数字も大きく異なるからです。
例えば「平均343.9万円」と書くなら、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024/ゼクシィ読者・ネット会員で挙式か披露宴をした人の全国推計値」と添えます。
条件を省くと、別の調査で298.6万円という数字を見た見込み客から「どちらが正しいのか」と聞かれるかもしれません。
数字の信頼性は出典の書き方で決まると考え、調査概要のページまで確かめてから引用しましょう。
伸びているスタイルをプランに落とし込む
調査で伸びているスタイルは、既存プランのオプションや新プランとして形にしておきましょう。
二部制や子ども同伴の式を望むカップルがいても、プランとして見えていなければ比較の候補に入りにくいと考えられるためです。
たとえば、次のように落とし込めます。
| 調査で伸びている動き | プランへの落とし込み例 |
|---|---|
| 二部制(知っていた人の23.5%) | 親族向け・友人向けの二部制プラン |
| ゲスト参加型の演出 | 参加型演出のオプション |
| 子どもと一緒の結婚式 | キッズスペース・子ども衣装つきプラン |
| ファミリーミート(挙式実施者の18.1%) | 挙式前の家族セレモニー |
トレンドを話題で終わらせず、選べる形にすることが提案の差になります。
見込み客には平均より幅で伝える
見込み客に費用を説明するときは、平均額ひとつより、人数やスタイルごとの幅で伝えるのがおすすめです。
平均は規模の大きな式に引っ張られやすく、少人数を考えているカップルほど「自分たちには高すぎる」と感じてしまうためです。
結婚マーケット調査2025では、食事会のみが平均39.5万円、挙式と披露宴をともに行う場合は298.6万円と、スタイルによって7倍以上の差があります。
当社が式場のSNS発信を設計する際も、「何人で、いくら」のように条件と金額をセットで見せる形を基本にしています。
自分たちに近い条件の数字が見つかれば、見込み客は来館するかどうかを判断しやすくなります。
SNSで実例を見せて自分たちに合う式を想像させる
調査で見えた多様なスタイルは、SNSで実例として見せると伝わりやすくなります。
自由な式を望む人が9割いても、どんな形を選べるかは実例を見ないと想像しにくいためです。
ゼクシィ結婚トレンド調査2024の首都圏版では、会場検討時の情報源にSNSを挙げた人が27.2%で、2018調査の12.8%から倍以上に増えました(首都圏で披露宴等を実施した394人・複数回答)。
多様な式の実例を写真と数字で発信し、見込み客が自分たちの式を思い描ける状態をつくりましょう。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024 首都圏」
ゼクシィ結婚トレンド調査についてよくある質問

ここまで、調査の中身と式場での生かし方を見てきました。
最後に、ゼクシィ結婚トレンド調査を実務で使う担当者から挙がりやすい疑問をまとめました。
ここでは、次の3つの質問に答えます。
- 調査の報告書はどこで読める?
- 地域別の数字は見られる?
- 結婚式の実施率の推移は調べられる?
いずれも、調査の数字を社内資料や接客で使う前に、一度は確認しておきたい点です。
気になる質問から読み、社内で数字を引用する前の確認に役立ててください。
調査の報告書はどこで読める?
報告書は、リクルートブライダル総研の公式サイトでPDFとして公開されています。
プレスリリースで要点だけを読むより、報告書の調査概要まで確認できるため、引用の根拠として安心して使えます。
結婚トレンド調査2024の全国版報告書は19ページで、費用と人数の推移、二部制や演出などの多様化の兆しがまとめられています。
地域別の詳しい集計は、首都圏などエリアごとの報告書に分けて収録されています。
数字を引用する前には、まず報告書の調査概要のページで対象と時期を確かめる習慣をつけましょう。
地域別の数字は見られる?
見られます。
結婚トレンド調査では、全国の推計値に加えて15の地域別に数字が集計されています。
結婚式の費用や規模は地域によって差があるため、全国の数字だけで判断すると、自社の商圏に合わない結論になりやすいからです。
2024調査の招待客一人当たり費用を例にとると、首都圏は9.1万円、関西は9.7万円、九州は6.7万円でした。
同じ調査でも、地域によって3万円近い開きがあることが分かります。
見積もりや価格設定を比べるときは、自社の商圏に近い地域の数字を基準にすると判断が現実的になります。
▲出典
リクルートブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」報告書(全国版)
結婚式の実施率の推移は調べられる?
結婚トレンド調査は結婚式を挙げた人が対象のため、実施率の推移を追う資料には向いていません。
挙げなかった人が回答者に含まれていないので、「結婚した人の何割が式を挙げたか」を計算できないからです。
結婚した人全体を対象にした実施率は、結婚マーケット調査2025で73.5%(披露宴・ウエディングパーティーは43.1%)と示されました。
ただし過去の結婚トレンド調査とは比較しないと明記されているため、同じ物差しでの推移は次の版以降を待つ必要があります。
当面は結婚マーケット調査の数字を基準点とし、推移は次の版と見比べて確かめるのが確実です。
まとめ

ゼクシィ結婚トレンド調査は、ゼクシィ読者のうち結婚式を挙げた人を対象にした調査で、2024版を最後に後継の結婚マーケット調査へ切り替わりました。
数字を使うときは、どちらの調査の数字なのかを最初に確かめることが欠かせません。
- 2024版の総額は平均343.9万円、招待客は52.0人で、コロナ禍の底から回復が続いている
- 二部制、ゲスト参加型の演出、子どもと一緒の結婚式など、多様化の兆しが数字に表れている
- 結婚マーケット調査2025では、実施率73.5%、挙式と披露宴を行った人の総額は平均298.6万円
- 新旧の調査は対象が違うため、数字を並べて比べない
調査の数字は、条件を添えて引用し、伸びているスタイルをプランと発信に落とし込んでこそ集客に生きてきます。
まずは自社の商圏に近い数字を確かめ、見込み客が自分たちの式を思い描ける実例の発信から始めてみてください。


